寒暖差が激しい季節となり、「お肌の乾燥だけでなく頭皮の乾燥も気になる」という方が多いのではないでしょうか。
実は頭皮の乾燥は、すでに頭皮環境が悪化している可能性もあり、間接的に薄毛や抜け毛に繋がる恐れもあります。
今回はそんな「頭皮の乾燥」の原因と対策をご紹介します。
ぜひ参考にしていただき、冬の頭皮を守るケアを行っていきましょう。
▼頭皮の乾燥の原因
間違った洗髪や乱れた生活習慣は、頭皮の乾燥を悪化させる原因です。ここからは、頭皮が乾燥する原因を5つ解説していきます。
【原因①乾燥肌体質】
もともと乾燥肌の方は、頭皮も乾燥しやすい傾向にあります。肌のうるおいはヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンといった保湿成分によって保たれますが、乾燥肌体質の方はこうした保湿成分が不足しがちです。
特に冬は、空気が乾燥し、皮膚がかさつきやすいため頭皮も乾燥しやすい季節。
対策していないと薄毛に繋がることもあるため注意しましょう。
【原因②洗髪の仕方が悪い、あるいはシャンプーが肌に合っていない】
洗髪方法が間違っていると、頭皮が乾燥しやすい状態になってしまいます。シャンプーを使う目的は、髪の汚れと同時に、頭皮の汚れや雑菌を落とし、頭皮を清潔な状態にすることです。髪だけでなく、頭皮もしっかり洗えているか確認してみてください。
また、シャンプーが肌に合っていないと、頭皮がダメージを受けて、かゆみやフケが出やすくなります。きちんと洗っているのに頭がかゆかったり、フケがよく出る場合は、シャンプーが頭皮に合っているかどうかをチェックしてみましょう。
加えて、強力な洗浄成分が配合されているシャンプーの使用は、頭皮への刺激になり、かゆみや乾燥の原因になることもあるので気をつけましょう。
【原因③洗髪後の乾かし方に問題がある】
頭皮の乾燥を防ぐためには、ドライヤーの使い方も大切です。ドライヤーは熱と風で水分を飛ばして乾かすため、過度にドライヤーの風をあてすぎると、乾かしすぎになってしまいます。
逆に、ドライヤーでの乾燥が不十分だと、常在菌が繁殖しやすくなり、かゆみの原因になることもあります。
【原因④偏った食生活】
髪の成長と頭皮の健康維持には栄養が欠かせません。偏った食生活により、髪や頭皮に必要な栄養が供給されていないと、細く抜けやすい髪になったり、乾燥しやすい頭皮になったりします。特に、タンパク質、亜鉛、ビタミンなどをバランス良く取ることが大切です。
加えて、水分の補給が不足していると、肌も頭皮も乾燥しやすくなります。水分不足は血行不良も招くこともあり、髪や頭皮に栄養が届きにくくなってしまいます。
【原因⑤紫外線による頭皮のダメージ】
頭皮が紫外線を浴びると、他の部分の肌と同じく、ダメージを受けます。紫外線はコラーゲンを減少させ、エラスチンというタンパク質を壊し、うるおいをキープしにくくするので注意が必要です。
特に、頭頂部（つむじ）付近は直射日光を浴びやすいため注意しましょう。
▼原因に応じた頭皮の乾燥対策
頭皮が乾燥する原因はさまざまです。ここからは、その原因に合わせた具体的な乾燥対策を紹介します。ご自身に合った方法をぜひ試してみてください！
【対策①頭皮用のオイルやローションなどを利用し、頭皮の乾燥を防ぐ】
顔や手や脚と同じく、頭皮にも保湿ケアは有効です。洗髪後、しっかり乾かした後に、頭皮用のオイルやローションを使ってみてください。頭皮がやわらかくなっているお風呂あがりに、オイルやローションを頭皮になじませながら、じっくりマッサージを行いましょう。ただし、使い過ぎには注意してください。
マッサージを含む頭皮ケアは、乾燥を防ぎ、血流も促せるため、頭皮だけでなく、髪にも良い影響があります。また、オイルやローションの中には、皮脂量を減らす効果が期待できるものもあるため、脂性肌の方にも効果的です。
自分の皮膚や頭皮のタイプに合った保湿ケアアイテムを選びましょう。
【対策②正しい洗髪を行う】
正しい髪の洗い方のポイントは、次の3つになります。
・頭皮の汚れも落とす
・力を入れすぎない
・シャンプーをしっかりすすぐ
シャンプーで洗う時は、髪だけでなく頭皮も意識して洗ってください。シャンプーを使う前にお湯でしっかり予洗いしておくと、汚れも落ちやすく、シャンプーも泡立ちやすくなります。
洗うときは爪をたてたり、力まかせにゴシゴシしたりせず、指の腹で頭皮をマッサージするように洗っていきましょう。頭皮を揉みだす様にして洗うとこすらずに汚れが取れます。シャンプーやトリートメント、リンス（コンディショナー）などのすすぎ残しは、頭皮へのダメージになることもあるため、丁寧に洗い流してください。
また、洗髪の前に湯船に浸かり、体を温め、血行をよくしておけば、毛穴が開き、汚れを落としやすくなります。
【対策③正しく髪を乾かす】
洗髪後に適切に髪を乾かすことで、乾かしすぎによる過剰な皮脂の分泌や、常在菌の増えすぎを防げます。
お風呂から上がったら、まずはタオルドライで頭皮と髪の水分を丁寧に吸い取っていきましょう。頭皮の水分をしっかり吸い取れば、その後のドライヤー時間を短縮できます。
タオルドライが終わったら、ドライヤーを使って乾かしていきましょう。ドライヤーは、10cm～15cm以上離して使うのが理想的です。ドライヤーが近すぎると、髪のダメージや頭皮の過度な乾燥を招くので注意してください。
ドライヤーの吹き出し口を左右にふりながら、髪の毛の根本から毛先の順番で乾かすようにあてると、一部分のみが乾燥しすぎてしまうことを避けられます。7割～8割ほど水分が飛んだと感じたら、冷風に切り替えましょう。仕上げを冷風にすれば、乾燥しすぎを防ぐと同時に、髪や頭皮が水分を失いにくくなります。
【対策④ビタミン類を中心にバランスの良い食事を意識する】
食事の面では、ビタミン類を意識しながら、栄養バランスの良い食事を取りましょう。さらに抜け毛が気になる方は、髪の毛の生成に必要な栄養素も意識してみましょう。
＜おすすめの栄養素＞
▼ビタミンA
頭皮のうるおいキープを助け、新陳代謝を促す効果が期待できます。
おすすめ食品：レバー、にんじん、卵黄、うなぎなど
▼ビタミンC
コラーゲンの生成を促し、健康な頭皮や血管の維持に役立ちます。血行が良くなれば、頭皮や髪にも栄養が届きやすくなるでしょう。
おすすめ食品：レモン、いちご、ピーマンなど
▼タンパク質
アミノ酸を含むタンパク質は髪の毛の主成分です。髪の毛を構成するケラチンというタンパク質を生成するのに必要なアミノ酸であるメチオニンは、体内では生成できない必須アミノ酸のため、食事から摂取する必要があります。
おすすめ食品：豚肉、鶏むね肉、マグロ、卵など
▼亜鉛
ケラチンの合成を助け、丈夫な髪の毛作りに欠かせません。
おすすめ食品：チーズ、牡蠣、レバー、アーモンドなど
なお、同じビタミンでもビタミンB群やビタミンCは、髪の毛の生成を助ける働きを持っています。普段の食事メニューでビタミンを摂るなら、魚類、豚肉、牛肉、バナナなどがおすすめです。
【対策⑤紫外線から頭皮を守る】
紫外線を浴びると、コラーゲンやエラスチンが壊れ、頭皮の潤いや健康を維持するのが難しくなり、抜け毛や薄毛に繋がります。一年を通じて紫外線は降り注いでいるといわれていますので、日焼けは気にしてこなかったという方も、紫外線対策を意識してみてください。
たとえば、帽子をかぶる、日傘をさす、紫外線の強い時間帯（午前10時～午後14時）の外出を避けるなど、ちょっとした対策を講じるだけでも、頭皮が浴びる紫外線の量は大きく変わってきます。
加えて、UVカットをしてくれる頭皮用のオイルや、ダメージケアもしてくれる保湿ローションなどで頭皮をケアすれば、紫外線の影響を減らすことができるでしょう。
いかがでしたか？
乾燥しやすいタイプの頭皮は、体質として冷え性、低体温の方に多いようです。運動などで筋肉を作ると体の血行が良くなるため、ご紹介した対策と合わせてぜひ行ってみてください。
▼乾燥対策におすすめなケアアイテム
頭皮を乾燥させないためには、スキンケアと同じく毎日の保湿ケアが欠かせません。
頭皮の保湿に役立つアイテムを使って、ぜひ習慣づけていきましょう！
＼頭皮だけでなく身体にも使える！皮膚を健やかに保つローション／
スカルプ&ボディウォーター
頭皮の乾燥を防ぐには、お肌と同じく入浴後の素早い保湿ケアが大切！
スカルプ&ボディウォーターは、高い角質補修効果や、角質水分浸透力など様々な機能を兼ね備えた「三室ダブルイン型電解酸化水」を配合した、高機能な化粧水。
洗髪後、水気をよく取ってから塗布しその後に育毛剤と併用する事で、育毛剤の浸透を促進するだけでなく、保湿力も向上。乾燥による肌荒れも防ぎます。
頭皮以外にも使用できるので、「入浴後に全身に使用してボディケアも行っている！」というご愛用者様も多いローションです。
＼乾燥によるフケ・かゆみを予防し頭皮環境を改善／
ボルト
冬は、乾燥により頭皮のバリア機能が低下しやすく、気温の低下により血流が悪化すると必要な栄養が髪に行き届かなくなり、抜け毛や薄毛の原因に。
ボルトは、抗炎症や血行促進、毛母細胞の活性化といった効果を有する5種の育毛有効成分を配合。加えて、ダイズやオタネニンジンなど、頭皮の保湿に役立つ成分も配合されているから、乾燥によるフケ、かゆみの予防にもおすすめです。
普段育毛剤を利用していない方も、お悩みが増えるこの時期だからこそぜひ使っていただきたい薬用育毛剤です。