意外と知らない?運動と薄毛の関係

意外と知らない?運動と薄毛の関係

過ごしやすい気温の日々が増えると、外出したり運動を行う機会も増えてくるのではないでしょうか。

現代人は、運動不足に陥っている人が多いとされており、薄毛にお悩みの方の中には「運動不足が原因の1つであった」というケースもあります。

ただ、薄毛対策として「運動が重要である」と考えている方は意外と少ないのではないでしょうか。
今回は、そんな運動と薄毛の関係性をご紹介します。

▼運動不足が髪に与える影響

電車や車、飛行機などの移動手段の発達やゲームやコンピューターなどの普及によって、慢性的に運動不足の人が増えています。運動不足になると、体力が低下しさまざまな弊害が発生します。

そのなかでも、特に髪に対して大きな影響を与えるのが「血流量の悪化」と「活性酸素の増加」です。

これらの要因に加えてストレスや疲労、睡眠不足などのさまざまな要因が複合的に影響し合って、脱毛や薄毛が進行しやすい状況となってしまうのです。

運動不足が脱毛や薄毛の原因になっているとはなかなか気がつきにくいため、他の要因を改善したとしても「思ったほど薄毛が解消されない」と悩んでしまう方が少なくありません。

まずは運動不足による影響を知って、適切な対策を行いましょう。

【影響①血流量の悪化】

血液というのは、人間が生きていくうえで非常に重要なものです。
血液は、呼吸により獲得した酸素や食事によって手に入れた栄養分を体の隅々にまで運ぶという役割を持っています。さらに、栄養などを運ぶだけではなく二酸化炭素や代謝によって発生した老廃物などを回収して、腎臓や肝臓などに送り届ける役割も担っています。

運動不足によって血流量が低下してしまうと、体に必要な栄養素が十分にいきわたりません。また、発生してしまった老廃物が回収されずに、どんどん蓄積されていってしまうという負の連鎖が引き起こされるのです。

健康的な髪を育てるのに欠かせない「毛母細胞」にも必要な栄養素を送り届ける事ができない恐れがあります。これによって、弱った髪を修復できないだけでなく、髪の成長にも悪影響を与えてしまうのです。

【影響②老化を促す活性酸素の増加】

運動不足の状態になると体内の抗酸化作用が低下することから、活性酸素が蓄積されやすい状態になるのです。そこへ、紫外線や大気汚染、ストレスによる外部要因、アルコールやタバコ、食生活などの嗜好性の要因によって活性酸素がたまっていってしまいます。

活性酸素というのは、体の「サビ」ともいわれている物質です。活性酸素は、老化の原因とされており、たまってしまうことで体のさまざまな部分をむしばんでいきます。体内に活性酸素をためこんでしまうことで、がんや生活習慣病などの病気が引き起こされるリスクも高まるでしょう。

<活性酸素による影響>

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また、髪の毛にも密接な関わりがあり、髪や頭皮に活性酸素がたまってしまうと、薄毛や抜け毛、白髪の原因になるとされています。活性酸素が体内に増えてくると、健康的な髪を育てるのに欠かせない「毛母細胞」に悪影響を与え始めます。

それにより、毛母細胞が老化細胞の活動能力が低下してしまうことで、髪の成長を促す因子などが適切に生み出せなくなる可能性があります。

髪を成長させるために必要な栄養を十分に届ける事ができなくなるため、できる限り体内に活性酸素をためない行動を心がけることが重要です。

▼適度な運動で薄毛対策を実践しよう

髪に対して大きな影響を与える、運動不足による「血流量の悪化」と「活性酸素の増加」

実際に、下記のような症状を日常的に自覚している場合、慢性的に運動不足であり髪にも悪影響を及ぼしている可能性があります。

ただ、運動を始めることで薄毛や抜け毛を抑制できるだけでなく、下記症状が改善する可能性があるので、まずはチェックしてみましょう。

☆自覚症状チェック項目
・背中や肩がこりやすい
・長時間歩くと膝や腰が痛くなる
・冷え性である
・むくみやすい

【おすすめ運動法と対策】

激しい運動である必要はないので、気軽に継続できるウォーキングやジョギング、ストレッチなどできる運動から始めて、徐々に運動強度を強めていくと継続しやすいでしょう。

また普段の生活の中で運動を意識するポイントとして、階段の上り下りによる「もも上げ」洗濯、掃除などの家事を行う際の「ながらスクワット」など、まずは意識的に身体を動かす事からはじめるもの良いでしょう。

さらに、運動に加えて生活習慣を見直すことも重要です。血行不良には、体を温める成分のある食べ物を摂取したり、お風呂などに入ってじっくりと体を温めたりするのもおすすめです。
食生活の乱れだけでなくストレスなどによって血行が悪くなっているケースもありますので、今一度振り返りましょう。

なお活性酸素の発生には、抑制抗酸化作用のある食べ物を積極的に食べることが有効です。例えば、ポリフェノールやビタミンCは高い抗酸化作用が期待できるので、積極的に取り入れていきたい栄養素です。

このように、適度に運動をする習慣をつけるだけではなく食生活の改善やストレスの解消など、運動不足と合わせたさまざまな方面からのアプローチで、薄毛対策を実践していきましょう。

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