シャンプーで薄毛対策!適切なシャンプーの選び方 3

シャンプーで薄毛対策!適切な育毛シャンプーの選び方

「最近、髪が細くなってボリュームがない…」
「抜け毛が増えて今後が不安だ…」

このように、毛髪の悩みを一人で抱え込んでいませんか?

実は、育毛剤や頭皮ケアのグッズなどにこだわっていても、意外と頭皮の洗い方が間違っていたり、自分に合っていないシャンプーを使っているという方が少なくありません。

頭皮の汚れや毛穴の詰まりがあったり、間違ったケアをしたりしていると、頭皮に栄養を与えても健康的な毛髪が育ちません。
まずは基本に立ち返り、シャンプーで頭皮の状態を正常に整えることが大切です。この記事では、薄毛や抜け毛を予防するために適切なシャンプーの選び方やケア方法について、徹底的にご紹介いたします!

薄毛対策・育毛シャンプーとは?

育毛シャンプーとは、健康的な髪の毛が育つように頭皮の状態を整えるためのシャンプーです。最近では「スカルプシャンプー」という商品もよく耳にしますが、こちらも育毛シャンプーです。

健康的な髪のヘアサイクルでは、毛の成長期は平均2~6年といわれています。しかし、頭皮環境が悪化することで成長期が短くなり、髪が十分に成長しないまま抜けて薄毛になってしまいます。
そこで頭皮環境を整えて健康的な髪を維持する効果が期待できるのが、育毛シャンプーなのです。

育毛シャンプーには、発毛剤などに含まれるような「発毛成分」は含まれていません。しかし、洗浄力の強さに重きが置かれている一般的なシャンプーと違い、髪や頭皮を健康な状態に近づけるために有効な成分が配合されています。

育毛シャンプーで期待できる効果

育毛シャンプーには、一体どのような効果があるのでしょうか。
具体的には、下記のような効果・効用があります。

育毛シャンプーで期待できる効果
1.フケやかゆみの予防・改善
2.髪にハリやコシを与える
3.抜け毛を予防する

効果①フケやかゆみの予防・改善

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通常、頭皮は約1ヶ月ほどのサイクルで生まれ変わります。しかし、頭皮の状態が悪いと、このサイクルが乱れて角質が大量に剥がれ落ちることで、フケが増加してしまいます。

フケのタイプは2種類に分けられます。

シャンプーによる洗浄が不十分だったり食生活が乱れたりして、皮脂が過剰に分泌されることで発生するフケは「脂性フケ」
一方、過度に洗いすぎて必要な皮脂までも失ってしまい、頭皮が乾燥することなどが原因で発生するのが「乾性フケ」です。

特に脂性フケの場合は、増殖した皮脂の酸化によりニオイの元となる細菌が繁殖し、フケと共にニオイやかゆみにも悩まされることがあります。

一般的なシャンプーは、使用感を良くするために、洗浄力の強い「高級アルコール系」の成分や、合成香料・合成着色料などの化学系成分が含まれていることが多いです。しかし、そうした成分は人によっては肌に合わず、頭皮に負担を与えてしまう可能性があります。

その点、育毛シャンプーの場合は、低刺激の「アミノ酸系」成分が使用されていることが多く、頭皮に必要な水分を残しつつ、余分な油分や皮脂を落としてくれます。その結果、過剰な皮脂の分泌を抑えて健康的な頭皮へと導き、フケやかゆみを予防する効果が期待できます

効果②髪にハリやコシを与える

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髪のハリ・コシが失われる原因のひとつとして、加齢による血行不良が関係しています。頭皮の血流が悪くなると、髪に栄養分が十分に行き届かなくなるため、髪が十分に太く成長できなくなってしまい、ハリやコシが失われてしまうのです。

育毛シャンプーには、髪のキューティクルを補修したり、保湿したりする効果のある成分(γ-ドコサラクトン、植物オイルなど)が配合されているため、ハリやコシを失った髪をケアすることが期待できます。

効果③抜け毛を予防する

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育毛シャンプーは、頭皮の血行を促進する成分(センブリエキスなど)、保湿効果がある成分(豆乳発酵液など)が含まれているので、髪が生えて抜けるまでのヘアサイクル(毛周期)を適切な状態に維持する効果が期待できます

補足:育毛シャンプーが向いていないケース
育毛シャンプーを使うことで、頭皮の環境が整えられてさまざまな効果が期待できることをご紹介しました。

しかし、育毛シャンプーに「発毛」効果を期待される方には向いていません。先述のとおり、「発毛」作用のある成分が育毛シャンプーには含まれていないからです。
もちろん、育毛シャンプーでの発毛効果を感じられないからといって、シャンプーそのものを軽視して良いわけではありません。薄毛予防には健康的な頭皮環境を整えることが大切であり、予防の意味で早めのケアを心がけることが重要といえます。

薄毛予防・育毛シャンプーの賢い選び方

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近年、育毛を謳ったシャンプーが続々と発売されていますが、「実際のところ、どれを選んだらいいの?」と判断に困ってしまっている方に、ご自身に合った育毛シャンプーの見極め方をご紹介いたします。

選び方①洗浄成分は「アミノ酸系」を選ぶ

シャンプーには「界面活性剤」という洗浄成分が配合されていますが、洗浄力が高いものの中には、頭皮に負担をかける刺激の強い成分が含まれているものもあります。

そこで、薄毛・抜け毛が気になる方におすすめなのが、頭皮の乾燥を防ぐ「アミノ酸系」の天然由来の洗浄成分が含まれているシャンプーです。シャンプーの成分表示を見ると最初の方に表記されているので、以下の名称をチェックして選びましょう。

代表的なアミノ酸系洗浄成分
●ココイルメチルタウリンNa
●ラウロイルメチルタウリンNa
●ココイルメチルアラニンNa
●ココイルグルタミン酸
●ココイルアラニン

選び方②悪影響を及ぼす添加物が入っていないこと

効果的な成分が配合されているか確認するのとあわせて、体に悪影響を及ぼすものが含まれていないかも注意深く確認しなければなりません。

シャンプーには細菌やカビなどの微生物の汚染を防ぐために、防腐剤が含まれていますが、合成成分は場合によっては皮膚炎やアレルギー反応のリスクがあります。また、発がんなど体に害を及ぼす恐れのあるアルコール成分として、「ベンジルアルコール」や「イソプロパノール」などがあります。

そのため、アルコールはできるだけ「フリー」のものを選ぶとよいでしょう。

一方で、以下のような添加物は体への負担が少ないとされています。
●ステアリルアルコール
●フェノキシエタノール

天然のパーム・ヤシ由来の飽和高級アルコール「ステアリルアルコール」や敏感肌向けの「フェノキシエタノール」が含まれているもの、あるいはアルコールフリーのものを選ぶとより安心して使用できます

選び方③髪の毛の成長を促す成分が入っていること

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安全であることに加えて、髪の毛の成長を助ける成分が充実していることも、育毛シャンプーを選ぶときの大切なポイントです。

例えば頭皮の血行を促す「センブリエキス」や「ショウガエキス」保湿効果のある「ヒアルロン酸Na」や「豆乳発酵液」などもおすすめです。また、頭皮の炎症を抑え敏感肌を守ってくれる「グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K・甘草エキス)」や「ヒノキチオール」は育毛剤などにも用いられている成分です。

「アデノシン」や「キャピキシル」などは抜け毛を抑え、髪の毛が生える根元・毛母細胞の活性化にも効果が期待できる成分です。

また、最近人気の「炭酸シャンプー」もどんな効果があるのか気になりますよね。

現状、炭酸シャンプーは育毛の観点では効果は認められておらず、日本皮膚科学会が発行する「AGA(男性型脱毛症)の診療ガイドライン」にも記載されていません。しかし、炭酸が配合されていることで頭皮の血行が促進され、毛髪に必要な栄養素が運ばれやすくなるため、髪の毛の成長を助けてくれる効果は期待できます。

選びたい成分・避けたい成分のまとめ
ここまで、薄毛が気になる方のための育毛シャンプーの選び方をご紹介してきました。
シャンプーを選ぶ際、下記の表とパッケージの成分表示とを見比べながら参考にしてください。

良い成分例
洗浄成分
アミノ酸系成分(ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNa、ココイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸、ココイルアラニン)
添加物
ステアリルアルコール、フェノキシエタノール
その他
センブリエキス、ショウガエキス、ヒアルロン酸Na、豆乳発酵液、グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K・甘草エキス)、ヒノキチオール、アデノシン、キャピキシル

避けたほうがいい成分例
洗浄成分
高級アルコール性成分(名前にラウリル硫酸・ラウレス硫酸とつくもの)
添加物
BHT(ジブチツヒドロキシトルエン)、ベンジルアルコール、イソプロパノール

毎日実践したい、髪の毛に良いシャンプーの方法

どんなに良い育毛シャンプーを使用しても、洗い方が悪ければ効果を十分に発揮することはできません。
効果を最大限に生かすためにもこれからご紹介する「正しい洗い方の5つのステップ」を身につけていただき、日々のヘアケアに役立ててください。

ステップ1|シャンプー前は髪全体をお湯で洗い流す

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まず、シャンプー前には、お湯でしっかり髪全体を洗い流しましょう。髪表面の軽い汚れやほこりをサッと流すことで、頑固な皮脂汚れも浮かせて落としやすくなります。

また、お湯で流す前にブラッシングをしておくと、髪の絡まりがほどけて洗いやすくなります。

ステップ2|シャンプーを手に取り水を足して泡立てる

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シャンプーを髪につけてから泡立てる方が多いと思いますが、これも実はあまり良くない方法です。
シャンプーを手に取ったら、適量の水を加えながら手の上でしっかり泡立ててから頭皮にのせていきます。

シャンプーがしっかり泡立っていないと十分に洗浄できないどころか、余分な成分が髪に残って逆効果です。頭皮への負担を極力抑えるためにも、頭皮で泡立てることはできるだけ避けましょう。

ステップ3|泡立てたシャンプーで指の腹を使って洗う

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下準備ができたら、いよいよ洗う工程です。爪を立てずに指の腹をやさしく動かして頭皮の毛穴汚れをしっかりと揉みだすことを意識しましょう!

1.耳の上辺りの側頭部の側頭筋をほぐすようにゆっくり揉み出し洗いをしましょう。
2.後頭部に向かって頭皮を揉みながら洗い進めていき、側頭筋と後頭筋をしっかりほぐしましょう。
3.引き上げるように頭頂部に向かって揉み進めていき、血行が悪くなりやすい頭頂部と側頭部の境目あたりのハチの部分や筋肉が緊張しやすい頭頂部まで、頭皮全体をしっかりほぐしながら洗っていきましょう。

ステップ4|髪の根元から洗い流す

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しっかり汚れを揉みだしたあとは、丁寧にすすぎ洗いをしましょう。
ステップ3同様、すすぎの際にも更に頭皮をマッサージしながら洗い流します。前頭部は髪をかき上げ、後頭部は頭を下げた状態で行うとすすぎ残しを防ぐことができます。

すすぎ残しがあると、汚れが蓄積してフケの原因となってしまうので、しっかりと洗い流してください。

ステップ5|ドライヤーで乾かす

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最後の乾かす工程は、お風呂上りにリラックスすると億劫になりがちです。
しかし、タオルドライしただけで自然乾燥をすると頭皮や毛髪に負荷を与えてしまいます。長時間頭皮や毛髪が濡れた状態だと、ホコリがつき細菌が増殖してニオイの原因にもなってしまうこともあります。さらに、濡れたままの髪の表面はハリをもたらす水素結合が崩れてしまい、傷みやすい髪になってしまいます。

ドライヤーのあたたかい風で優しく水分を乾かしましょう。仕上げに冷風をあてると、髪が引き締まって美しく仕上がるので、ぜひ試してみてください。

いかがでしたか。

加齢や頭皮環境の変化によって薄毛などの悩みをもつのは自然なことです。しかし、その髪をきれいに若々しく保つことは可能です。すこやかな髪を育てるためには頭皮環境がとても大切であり、そのためには頭皮状態に応じたシャンプーを選ぶ必要があります。

敏感な状態の頭皮には、適度な洗浄力で添加物ができるだけ入っていない育毛シャンプーがおすすめです。また正しいシャンプーの使い方を実践し、健やかな髪と頭皮を目指しましょう。

最後に今回ご紹介した頭皮環境に良いアミノ酸系洗浄成分や、天然由来成分が多く配合されたシャンプーをご紹介

どんな頭皮環境にも育毛効果を発揮!頭皮の血行を促進し髪の毛の成長を助ける
ヘアライズ TIスカルプシャンプー

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7つのフリー処方で頭皮にやさしく、天然由来の厳選した成分の効果効能のバランスがしっかりと考えられたスカルプシャンプー。
髪や頭皮を健康な状態に近づけるために有効な成分がハリコシUPはもちろん、正常な毛周期へ導きます。

「キャピキシル」「センブリエキス」といった有効成分も含まれており、血行を促進し育毛効果をサポートします。シャンプーの香りが苦手な方にも使いやすい「無香料」ですが、消臭(デオドラント)効果のある「チャ葉エキス」配合で、気になるニオイをしっかりと防ぎます

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