髪型が決まらない…… 薄毛ならではの悩みを解消!
髪の毛が薄くなる……それすなわち、周りから「薄毛の人」として認識されることを意味します。懸命に前髪をふくらませようが、トップを持ち上げようが、意地悪な言い方をすれば「薄毛の人のささやかな抵抗」と思われてしまうのです。
人の視線が髪が薄くなった頭に感じる……
デザイナーの小渕泰さん(仮名/40代)も、そんな悩みを抱えていた一人。もともとおしゃれにはうるさく、20代のころは「毎月髪型が変わるねー」と言われるほど、ファッションや美容に気を使ってきました。ところが、そんな小渕さんにも薄毛の恐怖が忍び寄ります。
「人の視線が、まず自分の頭に向けられる……ような気がするんですね。それまで僕の顔や服装を見ていた人が、頭を見ているような気分に。実際に言葉で言われたことはないですから、自意識過剰かもしれませんが、プライドがあったので、とにかく今までと変わらないよう、おしゃれな自分を印象づけよう、と必死でした」と語る小渕さん。薄毛との格闘の日々が始まります。
髪型ひとつで若く見える!
はじめはヘアアレンジのテクニックで、薄毛を目立たなくしようと考えた小渕さん。毎朝、ドライヤーとスタイリング剤で十数分、入念にブローしてボリュームアップを試みました。「そもそも、スタイリング剤をつけたり、ドライヤーをかけたりするほど、髪はダメージを受けてしまうんですよね。毛髪自体も細くてコシがなくなっているから、朝に必死でボリュームアップしても、夕方にはペシャッとしてしまう。もう、心もぺシャッと潰れましたよ」と苦笑する小渕さん。
髪の毛そのものの手入れに限界を感じた小渕さんは、少しでも明るい服を着たり、おしゃれ帽子でカムフラージュしたりと、若作り作戦を試みます。「どんなに他にお金をかけてみても、結局は髪型が決まらないからイマイチ。気にしていたのは自分だけかもしれませんが、鏡を見るたびに落ち込みましたね。『もうどうでもいいや』とだんだん捨てばちになって、髪型やファッションにもあまりこだわらなくなりました」
「10歳若く見える」から「10歳老けて見える」へと変わり果ててしまった小渕さん。転機は、ひさびさに会った同世代の同業者の姿でした。「もともと頭髪が薄めで、自分より年配に見えた彼が、とても若々しく感じられたんです。そして、自由な髪型を謳歌しているのがうらやましくて。ストレートに『前より若く見えるけど、どうしたんだ?』と聞いたんです。そしたら彼は『わかるか? 実は増毛を始めたんだ』と、スヴェンソン式増毛法のことを打ち明けてくれたんです」と語る小渕さん。“髪の啓示”は、ライバルの口からもたらされたのです。
増毛は“おしゃれアイテム”
それからの小渕さんは、持ち前の行動力で、軽やかに増毛のステップを駆け上がっていきます。「はじめにお店のスタッフの方に念を押したんです。『いかにもかつらっぽい髪型はイヤです! 今まで自分がしてきたような、自由なヘアスタイルを楽しみたいんです』と言って、昔の自分の写真を見せました。まあ、そんな心配は無用でしたけどね。段階的な増毛なので、ちょっとずつ、アレンジの幅を広げていけるんです」
はじめは、さりげなく部分的に増毛。それが数か月後には、今までしたことのないような大胆なアレンジも可能に。おしゃれ熱が再燃したというのに、髪型が思い通りにビシッと決まるので、鏡に向かう時間は逆に減ったと言います。「思った以上に楽で、心も軽やかになりました。もう、地毛と変わらない感覚ですね。髪型が決まると、不思議と脳もリフレッシュされたようで、新しい仕事のアイデアも浮かんできましたから、一石二鳥、いや何鳥もありましたね」と頬をゆるめる小渕さん。
外見にこだわる人にこそ、スヴェンソンはうってつけのおしゃれ増毛法なのです。