増毛シート(貼る増毛)とは?メリット・注意点や増毛サービスの選び方

    株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

    薄毛や円形脱毛症の悩みを解消する手軽なソリューションの1つに、増毛シート(貼る増毛)があります。地毛が生えてこない部分もカバーできるなどメリットはあるものの、貼り付けミスや頭皮トラブルのリスク増大などの懸念点もあるため、デメリットも理解した上で使用を検討しましょう。

    また頭皮や髪の状態によっては、専用サロンの増毛サービスのほうが、快適さや見た目の自然さなどの面で有利です。そこでこの記事では、増毛シートの製品例やメリット・デメリット、最適な増毛サービスの選び方を解説します。

    増毛シート(貼る増毛)とは?

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    増毛シート(貼る増毛)は生え際の薄毛など部分的な薄毛・無毛部分のカバーに向いた増毛方法

    増毛シート(貼る増毛)は、ECサイトやメーカーの公式サイトから購入でき、今すぐ始められる増毛方法の1つです。円形脱毛症などを想定して医療用に開発された、専門サロンが提供する製品もあります。基本的に、狭い範囲の薄毛・無毛部分のカバーに向いた増毛方法です。

    気になる部分に貼り付け手軽に増毛できる

    増毛シート(貼る増毛)は、人工毛や人毛が植えられたシートを薄毛部分に合わせてカットし、両面テープや接着剤で貼り付ける増毛製品です。貼ったまま24時間過ごせる製品も多く、粘着力の強い製品の中には、専用のリムーバーを使って剥がすものもあります。

    気になる部分の髪を好きなときに一気に増やせる他、透明や肌色のシートを採用するなど近付いても気づかれにくい製品も多く、比較的手軽に試せる増毛方法です。

    増毛シート(貼る増毛)の製品例

    増毛シートは通販で手軽に購入できる製品も多く、使い捨てのものもあれば、繰り返し貼り直して使えるものもあります。シートの形状や毛材の長さ・質などもさまざまで、後退した生え際全体やそり込み部分、つむじ周辺に貼り付ける製品が一般的です。

    円形脱毛症や頭部の傷跡による無毛部分に貼り付けることを想定した製品もあります。医療用のデリケートな製品などは、専門サロンでカウンセリングを受け、プロによる施術を受けることも可能です。

    増毛シート(貼る増毛)のメリット

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    クリップで固定する着脱式ウィッグよりズレにくく外れにくいなど、増毛シート(貼る増毛)ならではのメリットがある

    増毛シート(貼る増毛)は地毛が生えてこない部分もカバーできる増毛方法です。シートはカバーしたい範囲に合わせてカットでき、短時間で薄毛隠し・貼り替えができます。クリップなどで固定するウィッグとは異なり、ズレにくく外れにくい安心感があることもメリットです。

    地毛が生えてこない部分も増毛できる

    増毛シートのメリットの1つは、地毛が生えてこないところにも髪を増やせることです。例えば地毛1本1本に直接数本ずつの毛材を結び付ける「結毛式」の増毛の場合、地毛がある部分にしか施術できません。

    増毛シートはある程度広範囲の無毛部分を増毛でき、M字ハゲの方が気になるそり込み部分や完全に後退した生え際などを手軽にカバーできます。「ウィッグをかぶるほどではないけれど、他の増毛方法では対応しにくい」という場合に有効活用できるでしょう。

    カバーしたい範囲に合わせてカットできる

    薄毛・無毛部分の形状や範囲は人それぞれですが、増毛シートはカバーしたい範囲に合わせてカットして使えることもポイントです。

    生え際用やそり込み部分用にあらかじめシート形状を調整された製品でも、はさみを使ってカットすることで、必要な範囲のみに貼り付けられます。シートのサイズが大きい製品は小分けにして使いやすく、カバーしたい薄毛・無毛部分の範囲が狭ければ経済的です。

    短時間で薄毛隠し・貼り替えができる

    短時間で薄毛隠しができることも増毛シートのメリットです。専門サロンで施術を受ける増毛方法の場合、施術完了までにはやや時間がかかります。

    増毛シートは通販で購入できる製品も多く、手元に届いたら自身でカットして貼り付けるだけです。製品によっては剥離紙を剥がして貼るだけで済み、「お出かけ前にサッと貼り付ける」ということもできます。取り扱い方法は製品によって異なりますが、慣れれば貼り替えも比較的短時間で済むでしょう。

    ズレにくく外れにくい安心感がある

    増毛シートは強力な接着剤などで頭皮に直接貼り付けるため、ズレにくく外れにくいこともメリットです。例えば金具式のウィッグの場合、風にあおられたり引っ張られたりすると、気付かないうちにズレて不自然なバランスになることもあります。

    増毛シートは強く引っ張っても外れない製品も多く、出先での安心感があるでしょう。また耐水性・耐久性が高い製品は、普段通りシャンプーをしても外れず、着用したまま就寝することもできます。

    増毛シート(貼る増毛)のデメリット

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    増毛シート(貼る増毛)は貼り付けるたびに仕上がりが変わるなど、髪や頭皮の悩みを増やす場合も

    増毛シート(貼る増毛)はカットや貼り付けに慣れが必要です。貼り付け部分の地毛はそる必要があり、貼り付け続けると頭皮トラブルのリスクが高まる恐れもあります。また、リピート利用で思わぬ出費になることもあるでしょう。

    カットや貼り付けに慣れが必要

    通販で購入する増毛シートは多くの場合、薄毛・無毛部分に合わせてシートをカットしてから貼り付けます。自身でカットや貼り付けをするには、ある程度の技術や注意力が必要です。

    カットに失敗すると、薄毛・無毛部分をうまくカバーできなかったり、植えられた毛材が大幅に短くなったりします。残った毛材でうまく薄毛・無毛部分をカバーできなければ、製品の再購入が必要です。また地毛との境界に合わせてうまく貼り付けられないなど、取り扱いの難しさを感じることもあるでしょう。

    貼り付け部分の地毛をそる必要がある

    増毛シートの粘着力は、頭皮に直接貼り付けることで発揮されるため、地毛が残っている部分に貼る場合は、地毛を剃る必要があります。しかし、製品に満足できず使用を中断すると、薄毛部分の地毛がそられた状態が目立つことになります。

    結毛式の増毛方法に切り替えようとしても、地毛の長さが足りなければ対応できません。地毛が伸びるのは1か月に約1cm程度であるため、そった部分との境界を長期間さらしてしまいます。地毛を生かして増毛したい場合、地毛をそる前に、他の増毛方法を検討しましょう。

    頭皮トラブルのリスクが高まる

    増毛シートは頭皮に直接貼り付けるため、頭皮トラブルの原因になりやすいことも注意点です。敏感肌の方の場合、両面テープや粘着剤が肌に合わず、かぶれを起こすこともあります。

    また、貼り付け部分の頭皮を直接洗えない製品が一般的です。長期間貼り続けると皮脂汚れの蓄積や常在菌の異常繁殖、毛穴の目詰まりなどを起こし、かゆみ・臭い・炎症を招くこともあるでしょう。

    頭皮環境の悪化は薄毛を助長する恐れがあります。増毛シートで頭部の広範囲を覆い続けるのはリスクが高いため、貼り付け部分はなるべく狭い範囲に留めておきましょう。

    リピート利用で思わぬ出費になることも

    貼り替えや買い替えに伴う手間・費用も注意点です。増毛シートの粘着力は次第に低下します。端から浮き上がることや、洗髪時などに両面テープの端に爪を引っかけて剥がれることもあり、定期的な貼り直しが必要です。

    使い捨ての製品の場合、劣化するたびに剥がして買い替えることになります。繰り返し使用できる製品でも、無理に剥がすなど扱いによってはシートのヨレや破損を起こし、想定より早いタイミングで製品自体を買い替えることになるでしょう。

    こまめに貼り付け部分の毛をそることも必要です。また貼り付けた毛材は、地毛の成長に合わせて伸びることはありません。髪が伸びると地毛と毛材の境界は徐々に不自然になるため、より毛の長い製品に貼り替えたり地毛をカットしたりし、バランスを整える必要があります。

    増毛シート(貼る増毛)が最適?増毛サービスの選び方

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    増毛シートのカスタマイズも含め、専門サロンでは増毛サービスのカウンセリングを受けられる

    増毛シート(貼る増毛)を通販で購入すると、「肌に合わない」「カットや貼り付けがうまくいかない」という問題が生じることも考えられます。増毛シートは専門サロンでカスタマイズするのがおすすめです。薄毛の状態によっては、結毛式増毛法や編み込み式増毛法を選択したほうが、満足度の高い増毛ができるでしょう。

    脱毛部分に合わせた最適な増毛シートは専門サロンで施術

    増毛シートは円形脱毛症などによる脱毛部分のカバーに適した増毛グッズです。しかし通販の場合は、手元に届いてから毛質が地毛と合わないことに気付いたり、脱毛部分に合わせてカットするのが難しかったりすることがあります。自身に合った最適な増毛シートを求めるなら、専門サロンでカウンセリングを受けるのがおすすめです。

    薄毛専門理・美容室スヴェンソンの医療用つけ毛「スポットヘア」なら、プライベート空間で安心の施術が受けられます。毛髪を熟知したウィッグのプロが型を取りサイズカットするため、失敗の心配がありません。頭皮に優しい医療用シリコーン粘着テープを採用し、患部のケアをしながら繰り返し使えます。人毛100%の高品質製品であるため、地毛となじみやすいこともポイントです。ご興味のある方は、以下よりチェックしてみてください。

    地毛を生かして徐々に増やすなら結毛式増毛法

    増毛シートは貼る面積を増やしていけば徐々に髪を増やすことにも対応できます。しかし貼り付け部分の地毛をそり続ける必要があり、地毛が伸びると毛材との境界も目立つため、地毛を生かした増毛には向きません。

    地毛1本1本に毛材を結び付ける結毛式の増毛方法は、地毛をそる必要がなく、洗髪時や育毛剤の使用時に増毛部分の頭皮に直接アプローチできる増毛方法です。育毛を続けながら、薄くなった分け目やつむじ周辺など気になる薄毛部分の髪をピンポイントで増やすことができ、地毛が伸びても毛材の長さは自然にそろいます。

    薄毛専門理・美容室スヴェンソン独自のエクステサービス「マイヘアプラス」は、地毛に合わせた毛質・毛色を選定し、地毛が自然にボリュームアップしたように髪を増やしていける増髪方法です。結毛部分が目立たず、メンテナンス時のリユース施術により結毛部分を根元に戻して継続利用できるため、自然な見た目を経済的に維持できます。ご興味のある方は、以下よりチェックしてみてください。

    全体的なボリュームアップなら編み込み式増毛法

    薄毛部分が広範囲にわたる場合、増毛シートで全面をカバーするのは現実的ではありません。とはいえ、金具式のウィッグはズレやすさや外れやすさが懸念点です。

    編み込み式の増毛方法は、地毛に特殊な糸を編み込んで土台を作り、その土台の上にウィッグを装着します。地毛を生かして全体的にボリュームアップでき、24時間着用したまま過ごせる他、金具式に比べてズレにくく外れにくいのもポイントです。

    薄毛専門理・美容室スヴェンソン独自のウィッグサービス「スヴェンソン式増髪法」なら、自身の髪のような自然さで、通気性がよく蒸れやかゆみの心配もありません。頭皮に直接触れてシャンプーができ、サーフィンなど激しいスポーツでも外れることなく、整髪料の使用やパーマ・ヘアカラーも地毛と同じように楽しめます。ご興味のある方は、以下よりチェックしてみてください。

    まとめ

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    増毛シート一択で考えるのはやめ、専門サロンでカウンセリングを受け、理想のヘアスタイルを手に入れよう

    増毛シート(貼る増毛)は、地毛が生えてこない部分も手軽にカバーできるなどのメリットはある一方、貼り付けの失敗や頭皮トラブルのリスク増大などの懸念点もあります。頭皮や髪の状態によって最適な増毛方法は異なるため、自己診断による「増毛シート一択」の考え方はおすすめできません。

    増毛シート以外の選択肢もある専門サロンでカウンセリングを受け、自身のニーズや頭皮・髪の状態に合ったアプローチを提案してもらうのがおすすめです。

    薄毛専門理・美容室スヴェンソンは100%人毛のつけ毛「スポットヘア」の他、結毛式の「マイヘアプラス」や編み込み式の「スヴェンソン式増髪法」など、さまざまな増髪サービスを提供しています。初回限定価格・無料体験サービスも豊富に用意されており、サポート内容が充実しているため継続利用の際も安心です。まずはお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

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