一日の疲れを取りながら、お風呂でかんたん薄毛予防!

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

一日の最後に疲れを取る方法といえば、やっぱりお風呂。夏の暑い時期はシャワーで済ませてしまうことが多いかもしれませんが、肌寒くなってくると、湯船に浸かって体の芯から温まりたいという方も増えてくるのではないでしょうか。湯船に浸かると、お風呂をシャワーだけで済ませたときよりも、良い効果を得ることができます。水圧によるリラックス効果だったり、体全体を温めることによる血行促進などが一例として挙げられます。血行が促進される湯船は、髪にとっても良い影響があります。一日の最後に、リラックスしながら、薄毛対策をはじめてみませんか?

1. 浴槽の中でマッサージ

一番最初にも書いた通り、湯船に浸かっているときは、血行がよくなっている状態です。この状態でマッサージを行うと、いつもより高い効果を得られます。特に、これから冬にかけては、体が冷えやすくなるため、肩や首がコリやすくなります。ここは、心臓から髪に向けて血液と栄養を送る重要な血管が通っているので、コリの解消が薄毛対策につながります。ぐっと押し込むのではなく、凝っている部分をほぐすように手と指を動かしましょう。湯船の中ではマッサージがしにくいため、マッサージしたい部分を湯船の外に出して行ってください。

2. 半身浴

肩までの入浴も心地良いですが、臓器へ負担がかかったり、温度が高くて長時間浸かることが難しいという点もあります。一方、半身浴はみぞおちより低い程度に、38〜40度程度のぬるま湯を張り、長時間浸かります。浸かる時間は、20分以上、できれば30分以上が望ましいと言われます。半身浴は時間がかかりますが、老廃物を排出したり、新陳代謝を促す効果があります。他にも、長時間浸かることによって、通常の入浴よりも体を芯から温められるため、高い血行促進効果が得られます。時間こそ少しかかりますが、秋の夜長に試してみてはいかがでしょうか。長時間の入浴が退屈という方は、本やジップロックにスマートフォンを入れて持ち込んだり、防水DVDプレイヤーなどを持ち込んでみると、手持ち無沙汰が解消されます。また、思いの外汗をかくので、水分補給は欠かさないようにしてください。500mlのペットボトルを持ち込み、こまめに飲むことをオススメします。

3. 適切な髪の洗い方

洗髪の役割は、一日の汚れを落とし、頭皮環境を清潔にすることです。シャンプーは頭皮を清潔にする上で欠かせませんが、注ぎ残してしまうと、ダメージのもとになりかねません。そこで、私達は髪を洗う際に、すすぎ→シャンプー→すすぎの流れをオススメします。順を追って解説していきましょう。シャンプー前にすすぎを行うと、一日のうちに髪へ付着した汚れの大半を洗い流すことができます。これによって、シャンプー液の使用量が減り、エコにもつながります。次に、シャンプーで髪と頭皮を洗います。髪と頭皮を一緒に洗ってしまう方が多いですが、できるだけで分けて洗いましょう。髪は泡立てたシャンプーを手ぐしで通すように、頭皮は指の腹で揉みながら洗っていきます。また、ゴシゴシと擦るのはご法度で、強い刺激を与えないように気をつけてください。シャンプーをしてから、一度すすいだだけだと、成分が髪に残ってしまう場合もあります。一度すすいだ後にもう一度、髪と頭皮をすすぐように心がけましょう。

4. 頭皮マッサージ

湯船に浸かりながら、あるいは髪を乾かしたあとには、頭皮マッサージを行うと効果的です。頭皮のマッサージは、頭皮を洗ったとき同様、指の腹で行ってください。マッサージを行う場所は2ヶ所あります。1ヶ所目は耳の上から後頭部にかけて。耳の上に指を置き、こすらないように頭皮を動かしながら、後頭部へと動かしていきます。耳の上には重要な血管が多く通っているため、ここの流れを良くすることで、効率良く栄養を髪や頭皮に届けられます。ちなみにリンパや神経も通っている場所なので、ここのマッサージは体調を良くするポイントにもなりますよ。2ヶ所目は頭のハチから頭頂部。頭のハチに指を置いて、頭皮を動かしながら、頭頂部へ滑らせていきます。男性の薄毛は、多くの場合、頭頂部からはじまります。頭頂部の血行を良くすることで、進行を防いだり、予防する効果がありますので、ぜひ試してみてください。

最後に

いつもなんとなく入っているお風呂ですが、ほんの一手間加えるだけで、薄毛対策になります。薄毛対策って難しそう、と思っているあなたに、お風呂でできる方法がオススメです。

公開日:2015/09/30

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