薄毛を巡って婚約者と喧嘩!?あれから24年、今では円満な夫婦に
株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。
「増毛して、人生を変えたかった」
そう語る男性は、現在58歳。大学4年生の時に薄毛に気づき、それから進行が進んだという。20代なのに薄毛という自分が受け入れられず、増毛に踏み切ったそう。
しかし、最初に使い始めたカツラには不満ばかり。「外れたらどうしよう?」「不自然に見えるんじゃないか」と悩まされた。そんな男性の悩みが解決されることになった、地毛と編み込むカツラとの出会いの物語。
深刻な薄毛レベルに気付いたきっかけは床屋さんの反応から
正直、自分が薄毛になるなんて思ってもいなかった。大学1年生の時はあんなに髪の毛がふさふさだったのに…4年生になった途端、急に抜け毛が多くなった。就職した頃には額が広がり始め、頭頂部の薄毛が進行した。
もちろん、薄毛を対処しようとできる限りのことはやった。だが、どんなに育毛剤を付けてもマッサージをしても、一向に効果が感じられない。
そしてある日、床屋でスポーツ刈りを注文したのだが、「スポーツ刈りですか…それはやめた方が良い」というような目で見られ、薄毛のレベルの深刻さに気が付いた。
だからこそ、私はすぐに増毛が決断できたのだと思う。そのくらい、薄毛の自分が許せなかった。好きで薄毛になった訳でもないのに、若い人から「ハゲ」と言われるのが嫌で仕方なかった。本当は気にしなければいいだけの話。だが、当時の私はどうしても「自分が薄毛だ」ということが頭から離れなかった。
もちろん、増毛に期待していた部分もあった。「増毛すれば、もっと積極的になって新しい事にチャレンジしたり、異性とお付き合いできるんじゃないか?」とにかく、自分の人生や生活を変えたいという気持ちが強かった。
増毛によって生まれた新しい悩み…薄毛よりはましだけど
28歳になった私は、ついに増毛デビュー。大手カツラメーカーの金具式の製品を使い始めた。だが、今度は別の悩みが生まれた。
当時使っていた製品は人工毛で、自然な髪の毛ではなく違和感があった。自分が理想としていた「完璧な髪型」ではなかったのだ。加えて、着ける位置によってはいかにもカツラっぽく見える。更には、ホックがすぐ壊れたり、風が吹いても髪の毛がふわっと上がらず不自然で、気になる部分がたくさんあった。
それでも、薄毛よりはましだと思った私は結局、6年ほど使い続けた。その時はまだ、地毛に編み込むタイプのカツラがあるなんて、知らなかった。
私がこの新しい増毛を知るきっかけとなったのが、今の妻だ。
「増毛してたの!?」薄毛を巡る妻との大ゲンカ勃発
妻とはお見合いという形で出会い、結婚することになった。だが、婚約した後もカツラを着けていることが、どうしても言えなかった。何も言わずに結婚しちゃおうと思ったこともあったのだが…。ある日、彼女に髪の毛を触られて「髪の毛、なんかごわごわしているね」と言われたのだ。「このタイミングで言うしかない!」そう思った私は、勇気を振り絞ってカミングアウトした。
当時の私は、まさか彼女が「薄毛の人と結婚したくない」と強く思っているなんて知らなかった。そして、いきなりの告白にショックを受けた彼女に「なんでお見合いした時に言わなかったの?結婚前に言うだなんて、私を騙そうとしたの!?」と責められた。
彼女の親戚はどうも、薄毛の人が誰一人としていないらしい。そのため、薄毛に対してあまり良い印象を持っていなかったのだ。しばらく連絡のない日々が続き、結婚破棄されることを覚悟していたが、ある日電話がかかってきた。そして彼女はこう言った。
「私はあなたの人柄が好きになったんだから、結婚する」と。
感じていたはずのものを感じなくていい。増毛の1番の魅力
妻が編み込むタイプのカツラについて知ったのは、ちょうどその後だった。メーカーのチラシを見て、「これなら自然に見えるかも」と思ったらしい。妻はすぐ問い合わせてくれて、二人で相談しに行き、結婚式の直前に編み込むタイプの増毛をデビューした。
初めて着けてみた時、すごく驚いた。見た目がだいぶ良くなり、髪の毛が自然なだけではなく、運動中にずれる事もない。初めて増毛した後に感じていたストレスや不安が、一気になくなったのだ。妻からも「絶対こっちの方が良い」と言われ、満足している様子だった。
見た目の心配がないというのは、一番の魅力だと思う。
編み込むタイプのカツラは、そもそも着けていることが忘れられる。そのくらい、馴染みが良い。普段からカツラを意識することがないのは、今でもありがたいと思うばかりだ。そして、いろいろな意味で妻にも感謝している。
カツラを切り替えてから24年経った58歳の今でも、編み込むタイプのカツラを愛用中。将来的にはカツラの卒業を考えているが、それまではこのカツラで人生を楽しみたいと思う。
この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。
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公開日:2020/05/28