人の能力は見た目で図られる?増毛でイメージする理想の自分へ!
株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。
「薄毛のことは自分だけが気にしてて、何とかしたい気持ちでいっぱいだったんですよね」
そう穏やかに語る男性は歯科医師をしている。薄毛が気になっていたのは、周りの問題ではなく自分の気持ち的な側面が大きかったという。
昔から見た目に対してもこだわりが強かったと話す彼。「薄毛は早め早めの対策が肝」と語る男性の増毛ストーリーとは?
歯科医師を目指す日々。毛量が減るのは突然に…
私は大学院時代、医師として勤務しながら、研究にも勤しむ多忙な日々を送っていた。朝9時には病院に行って無給で患者の診察をし、午後1時に仕事をあがってご飯を10分で食べ、その後は夜中の12時まで研究をした。家に帰って寝るのはいつも夜中だった。
土日の休みには、お金がないから検診や先輩医師の手伝いをするアルバイトをしていた。その年間200万円ほどの稼ぎで生活をまかなっていたのだ。
当時は「ブラック企業」なんて言葉がなかった時代で、私は“規則正しく”睡眠不足だった。今思うとあれは、楽しかったけれどもブラックな働き方だったと思う。そして大学から足かけ6年勉強して卒業した後、正式に歯科医師になった。
順調なキャリアアップと反比例して、頭部の薄毛が目立ってきた。20歳の時から抜け毛が多いなとは感じていたものの、毛量が多かったのもあり、あまり気にしなかった。しかし24歳頃になると、多かったはずの自分の毛量に違和感を覚えた。
当時はパーマなどをかけてモリモリになるヘアスタイルだったが、集合写真などを見た時に「前より確実に毛量が減っている」とすぐ気づいた。家に遊びに来た友達からは、風呂上がりに薄毛を指摘された。薄毛の進行はとどまることを知らず、焦りを感じるばかり。
不規則な生活と母方の遺伝?20代から薄毛が進行
当時の生活習慣も原因の一つかもしれないが、それ以上に遺伝の影響が強いと思う。父方の男性陣は皆フサフサだったが、母方の男性陣が皆、いわゆる波平さん状態だった。
翌年の25歳の時、髪にまだ一定のボリュームが残っている段階だったが、何とかしたいと思ってカツラメーカーのZ社へ相談に行き、増毛の施術をしてもらった。
当時から、現在の妻と交際していた。女性からモテたいという潜在意識はあったと思うが、交際をめぐって薄毛を克服したいという意識はあまりなかった。彼女から薄毛を指摘されたり、からかわれたりすることもなかった。
ただただ、20代で薄毛が始まり、「この若さで禿げるなんて…」と受け入れられない思いだったのかもしれない。
カツラの衝撃。人工毛による違和感との戦い
Z社ではまず、「結毛法」という1本の地毛に人工毛を結びこむ増毛法を行った。約5年続けたが、あまり記憶がないということは相当満足感は高かったのだと思う。
問題はその後だ。地毛が少なくなってきた段階で自ら「ボリュームをどうにか出したい」とZ社のスタッフに相談し、カツラに切り替えた。
これが良くなかった。このカツラは取り付けが金具式で、人工毛だった。これが私の地毛との相性が良くなかった。装着時の違和感が大きく、どうしても慣れることができなかったのだ。
毛量も不自然に増えてしまい、仲間のドクターに「何かぶってるの?」と気づかれたことがある。彼には包み隠さずに状況を明かした。
この人工毛のカツラは2年愛用した。だが、いつまでたってもしっくりこなくて、意を決して、地毛にカツラを編み込む増毛法を展開している別メーカーに足を運んだ。説明の感触は良かった。話を聞いてからやってみようと決意するまではすぐだった。実際にそのメーカーのカツラをしてみると、前のものよりもフィットし、自然な感じがした。
新しいメーカーのカツラがフィットした理由は大きく分けて2個ある。1個は、Z社のカツラが人工毛だった反面、この編み込みのメーカーは人毛を採用していた。おかげで、自分の髪とよくなじむ。
もう1個の理由は手入れだ。地毛にカツラを編み込むとはいえ、しっかりとシャンプーで洗髪できるので衛生的だ。Z社のように、カツラをいちいち外す必要もなく、蒸れにくい。手入れが非常に簡単になった。
今ではこの編み込み式のカツラを長年愛用している。私の薄毛を最初から知っている妻は、冗談半分で「中身を見てみたい」なんて言うことがある。だが21年間ほぼずっと見せていない。
「もしも増毛していなかったら…」を考えてみると
もしもカツラをつけていなかったら、人前に出ていく積極性がきっと失われていただろう。写真も写りたくないなと考えていたはずだ。だが、今までそういうネガティブな感情が起こる場面は比較的少なかった。大好きなスポーツも、薄毛を気にしないで楽しめる。
職業柄、若く見えすぎると患者に「頼りない」と思われがちだ。老けて見えすぎると「大丈夫か」と不安がられる。増毛したことで、歯科医師として見た目のバランスがよく取れて、患者が信頼できるお医者さんの見た目イメージに近づけたと思う。
とはいえ、どんな職業でも見た目で能力を図られることは往々にしてあると思う。髪があることは、決して損にならないはずだ。
何より、自分らしくいられる心地がする。薄毛のせいで老けて見られることもないし、好きな洋服を着て、好きなことができる。いい意味で自己満足感を満たせている。
薄毛対策において、常に先手を打ってきた自分を心の底から褒めたい。
この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。
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公開日:2020/05/21