「もっと薄毛が進行するのでは…」増毛のきっかけは将来への不安から

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

「増毛のタイミングが早かったから、薄毛で嫌な思いをせずに済んだんだろうな」そう真剣に語る男性は、現在55歳。

初めて増毛したのは、26歳のとき。

29年間、増毛した姿で人生を歩んできた。

当時はAGA治療などもない時代。当時の状況を振り返りながら、懐かしそうに彼は話をする。

取引先も指摘…20代半ばで地肌が見えるほど薄毛に

今利用しているカツラメーカーのB社を初めて知ったのは、新聞広告だ。

その前に、実際に店舗へ足を運んで相談したのは別のカツラメーカーであるA社。当時、わたしは20代半ばだった。カウンセリングを受けて製品を見て、あまりにもガッカリしたのを覚えている。「これは嫌だな」と愕然として、A社の利用を諦めたのだ。これは、B社の製品を使い始める半年くらい前の話。

薄毛に悩む男性

わたしが薄毛を本格的に意識するようになったのは、大学4年の後半だ。左右の生え際が後退し始めた。「やだな」とは思っていたが、そこまで深くは考えていなかった。育毛剤は半年以上使ってはいたものの、効果が全くなかった。だが、ヘアスタイルでうまくごまかせていた。問題はその数年後だ。

就職してから、生え際の後退に加えて、前頭部が急に薄くなってきた。日差しが当たると、地肌がうっすら見えるようになるまで進行した。会社の取引先に「薄くなったなぁ」と言われるようになるほどだ。

人生を前向きに変えるために、増毛を決意

昔は、今みたいな「AGA」という言葉すらなかった。だから、医者に相談して治療するという選択肢がそもそもない。地肌が見えるほど薄毛が進行すると、顔が貧相に見えて嫌だった。

髪を気にする男性

風呂上がりには鏡で髪をよく観察するようになった。不思議と、気にしだすと薄毛の進行も加速した気がした。そして、気付いてしまった。祖父や父と同じ部分が薄毛だと。この薄毛は遺伝なのだろう。

気になってしょうがないので、20代半ばでカツラという選択を考え始めた。そこで、最初にA社でガッカリしてから、他メーカーであるB社のカツラを利用することにした。そこの製品は、「地毛と編み込んでしまうカツラ」というもので、A社とは明らかに違っていた。

増毛を決意したのは、単純に薄毛が進行するのを見るのが嫌だったからだ。これからもっと進行するんじゃないかという怖さもあった。

振り返れば、自分を表現することに消極的になっている自分がそこにいた。女性に対しても、それ以外のこともそうだったかもしれない。ここで諦めて人生を後ろ向きに考えるくらいなら、良い増毛法を試してみて本来の自分を取り戻したい。そういう気持ちがあった。

なぜ増毛を30年近く続けていられるのか?

初めての増毛は、今からもう30年ほど前になる。当時、製品を作ってもらって装着したときは、はっきり言って気になることが多かった。髪質がかたくて、ヘアスタイルがまとまりにくい。慣れていないこともあってか、装着している違和感もすごく感じて嫌だった。

ヘアカット

何度か相談して、最初の担当スタッフと交代で担当してくれた女性スタッフのサービスがすごく良かった。問題点を少しずつ改善してくれ、わたしにも色々アドバイスしてくれた。それで継続するモチベーションが上がったのは間違いない。

一連の問題のポイントは、ヘアスタイリングだ。製品自体には差がなくとも、カットの上手い下手で、出来栄えが全く違う。30年近く経つ今では製品の質もあがり、以前のような気になる点は改善されている。ただ、「カットの上手い人にお願いする」ということは、当時から揺らぐことはない。

「髪型変えたの?」…増毛してから言われた言葉

この製品を付け始めてから、行動に変化も生まれた。頭を気にして、後ろ向きになることはなくなった。付けたままでもシャワーを浴びれるので、旅行で友達とお風呂に気兼ねなく入れるようになった。

まわりの大半は、わたしのカツラに全く気がついていない。増毛初期こそ、会社で「髪の毛増やしたの?」と言う人が数人いたものの、タイミング良く出向の話が出て、自分の会社を半年間離れることになった。

このタイミングで、最初は地肌が見えない程度から、少しずつ増毛した。出向から戻ってもあまり目立たず、「髪型変えたの?」と言われるくらいだった。

「後ろ向きの人生を歩まずに済む」ということ

万歳

振り返ってみると、増毛を始めたタイミングは早かったと思う。だからこそ、薄毛で嫌な思いをして傷つくことがなかった。増毛前後で”今まで通り”が続いて良かった。同じく薄毛の弟も、わたしの紹介で、同じメーカーのカツラを使っている。

現在独身であるものの、婚活などは積極的にやっていない。だが、もし縁があれば結婚したいな、なんて。こう思えるのも、増毛して後ろ向きの人生を歩むことがなかったからなのかもしれない。


この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。

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公開日:2020/04/08

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