増毛がきっかけの「人生逆転」!?カツラは魔法だ
株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。
「自分の髪を生やす」ということに、強いこだわりを持っていた。育毛に発毛、出来ることはなんでもした。薄毛をどうにかするために、借金だってしたことがある。
でも、初めて増毛した42歳のあの日。これはもう、マジックか何かかと思った。
「こんなに変わるのか…!」
姿も性格も周囲の反応も、言葉の通り、全てが「変わった」。
そんな彼の逆転人生、増毛ストーリー。
借金するほどに、薄毛で悩んでいた過去
「これはやばいかもしれない…」
僕が薄毛になってきたと感じ始めたのは30歳になる前か、なった後か、今はもう定かではない。髪を洗うときに、抜け毛の量の多さに愕然とした。何回洗っても、抜けた髪が手に絡みつく。ドライヤーをしても、すぐ乾いてしまうほどにボリュームがなくなってしまっていた。そのときまでは何の問題もなく、気にしたことすらなかったのだが…。
僕は薄毛の家系だ。母方の祖父もやはり髪が薄く、父親も薄い。薄毛になるのは、しかたのないことだったのかもしれない。でも、素直に受け入れることはできなかった。どうにか改善させたくて、育毛剤をあれこれ試す日々。
「自分の毛を増やす」ということが目標だったものの、結局は期待する効果を感じることはできなかった。抜け毛を防ぐという意味では、少しは役に立っていたのかもしれない。
藁にもすがる思いで、育毛サービスを提供する店にも通った。そこは年に50万以上のお金が掛かる。借金までして2年通ったが、その割にやはり効果のほどは実感できなかった。
僕はモデル。でも、恋愛面では積極的になれなくて
その頃は、悲しくも自分の薄毛を活かすような形でモデルの仕事をしていた。そこで、いろいろな増毛の製品に出会った。一世を風靡した増毛を行うメーカーのものも、モデルとして体験したが、いずれも自分でやってみようと思えるほどのものと出会えたわけではない。「自分の髪でどうにかしたい」という思いは消えないままだった。
薄毛は進行が止まらずに、35歳の頃に50歳くらいに見られるという屈辱的な思いもしている。友人などからも「薄くなったねえ」と言われてしまうし、恋愛や結婚ということにも積極的になれないでいた。
年齢的に、友人らの結婚式にお呼ばれすることも増えるけど、それに参加することが辛かった。いわゆる「合コン」というものにも参加したことがあるけど、人は見た目の第一印象がとても大切で、それによって次があるかないかが決まる。そこでの反応も「やっぱり駄目だなあ」と感じるものだった。その結果、自信がなくなっていくし、焦りも生じてきていた。
忘れもしない、ある増毛との出会いの日
しかし、モデルの仕事を通して、「これだ!」というものに出会うこととなった。当時42歳。これまで聞いたこともなかったカツラメーカーのオーディションに合格し、そこの増毛を実際にすることになったのだ。
地毛とカツラを編み込んでしまうという増毛法…いよいよやってみると、これにはもうすっかり驚いてしまった。知らなかったメーカーの製品だけに、先入観もなく、逆にそれがこの製品の素晴らしさを実感させてくれたのだ。「こんなに自然で良いのか!」と、胸が震えた。そのときの驚きと喜びをどう伝えればいいだろう。
「自分の毛を生やす」にこだわっていた僕だけれど
これは本当にすごい。とにかく一瞬で気に入ってしまった。それまでは、「何とか自分の毛を増やしたい」という方向でしか考えられなかったのが、文字通り一変した。「これはもうマジックだ!」僕の心はそう叫んでいる。
それからは、外出することが楽しくなったと感じる。地毛と編み込んだカツラだから、取れてしまう心配もない。駅のホームで電車を待っているときや、街を歩いているときでも、髪の事が全く気にならなくなった。薄毛を気にしていた日々が嘘のようだ。もともと自分は内向的な性格だと思っていたが、積極的に外に出ることが増えた。
周囲の友人らには、増毛したことを包み隠さずオープンにしている。「いいじゃん!」と言ってくれるし、以前と正反対に若く見られることから、婚活にも熱意が出てきた。
30代半ばで50歳に見えると言われてきた人間が、50歳にして35歳くらいに見えると言われるのだから。そして、モテるようにもなった。これぞ文字通り、「人生逆転劇」だろう。
「逆転人生」のその後に考えること
気持ちが前向きになり、積極的な自分に変わり、婚活にも熱意が出てきたのは良かったのだが、今はそのことで新しい悩みを抱えている。それは、結婚を考える相手と出会ったとき、いつ、どのようなタイミングで自分が増毛していることを伝えるかということだ。出会ったばかりでいきなり言うのもおかしいだろうし、だからといって、長く隠しておくのも女性を騙すようで避けたい。
それにしても、こういう事で悩めるようになったとは、幸せなものだな…。あのとき、この増毛メーカーのオーディションに合格したことが、僕の人生を大きく変えたのだ。合格していなかったら、今も薄毛で悩む日々が続いていたのだろうか。モテるなんてこともなかったのだろうな。人生を逆転するきっかけを掴めたあの日のことは、一生忘れることはない。
この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。
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公開日:2020/02/25