良き伴侶との死別を乗り越えて。増毛がもたらしてくれたもの
株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。
定年を前にした59歳の彼は充実したエネルギーに溢れ、とても間もなく還暦を迎えるとは思えない。
若い頃からかなり真剣に野球に打ち込み、その情熱は今も衰えることなく続いている。
スポーツにも仕事にも打ち込み自分の人生を愛する紳士、そんな彼にも、ここに至るまでの様々な物語があった。
髪の悩みなど、無縁だと思っていた若い頃
若い頃はひたすら野球に打ち込んでいた。もちろん高校野球では甲子園も目指していた。ピッチャーとして肩を壊してからはポジションを替え、大好きな野球を続けてきた。今もシニアクラスの社会人野球にかなり入れ込んでいると言って良いだろう。
野球で鍛えてきたことが、その後の人生、仕事にも家庭にも活きているものと自負している。何事にも全力を尽くしながらも、同時に精神や体調を整えるためのメリハリの付け方が自分の自信を表すものになっているのかも知れない。
それだけに、世間で言う「髪の悩み」なども自分には縁遠いことであり、短めの髪のため気づき難かったこともあって、特に気にするようなことはなかった。だから、40歳を過ぎた頃、同僚から「そろそろ来てるんじゃない?」との一言に少々驚きもした。それが最初の「髪の悩み」との出会いかも知れない。おそらく友人の言葉に驚いた分だけ、自分なりに髪のケアを考えるようになったのだろう。とは言っても、それほど深刻な状態とも思えなかったこともあり、誰もが良く使っている「育毛剤」を気休め程度に使うくらいで、真剣に対処していたわけではない。また目に見えた効果があったこともなかったせいか、やがて髪の手入れのことは考えなくなっていた。
妻の他界。そして喪失感がもたらしたもの
そんな私が髪の毛のことを真剣に考えるようになったのは、今から7年ほど前、長年連れ添ってきた妻を喪ったことがきっかけだったかも知れない。
妻を亡くした悲しさ、喪失感は、自分で感じる以上に自らを追い込んでいたのだろう。
落ち込んだ自分の状態を表すかのように、抜け毛が増え、それを見た自分がまた自らを追い込むというような状況に、陥っていたのかも知れない。
もうこのままでも良いか、と思う気持ちと、何とかしなくてはいけない、という気持ちの間を揺れ動いていた状態は、2年近く続いた。
「自分を変える」という決意
「このままではいけない!いつまでもこのような気持ちを引きずったまま残りの人生を過ごすわけにはいかない。自分の人生の次のステップへと動き出さなくては!」かつての生き生きとしていた自分を取り戻すためにも、それが目に見えてわかる「増毛」という手段を考えるようになった。
しかし、こういう事はあまり人に尋ねるような話でもなく、最初は良く知られている大手A社でトライしてみようかと考えていた。ところがある時、自分が好きなスポーツ選手の一人、サッカー界の有名人が出ているCMを見て、何かピンとくるものを感じたのだろう。決して大手とも言えず一抹の不安も拭えなかったのだが、その感を頼りに「自分を変える」という一心で、編み込みという方法の増毛を選択した。
増毛して変わったこと。それは自分の姿かたちだけではなく、気持ちが前向きになったということに尽きる。
元々仕事柄、人との接触も多く、そこで明らかになったのは、 他人からの視線の受け入れ方が変わったということだ。他人の視線を感受することが苦ではなくなった。
髪が増えたことで活力が戻って来ている、と自覚できていることもあるのだろうが、今では迷いなく若い人の中にもすんなりと入っていける。他人の視線からも自分の活力、若々しさが伝わっていることがわかる。そういう実感があるからこそ、躊躇いなく行動できるようになってきたのだろう。
そんな前向きな気持ちが、定年後の自分が果たすべき役割は何なのか?何か社会に役立つ生き方、仕事ができないか?という意識をもたらしたのだと思う。
今、私と同じように定年を迎える同年代の仲間と集まり、自分たちだからこそできる社会貢献として、ボランティアチームの結成を企画している。
増毛したことが、新たな出会いをもたらしてくれた
さらに新たな出会いも…
「今後どのように残りの人生を過ごしていくのか?」
これは私だけでなく還暦である60歳に差し掛かった人には無視できない共通のテーマである。
そのタイミングで増毛をして、気持ちを切り替えられたことは、人生の中でも大きなターニングポイントといえるであろう。その結果、改めて得られたことに思いを馳せざるを得ない。
そうだ、前向きな人間には人が集まる。
嬉しいことに、新たに良き伴侶と言える人との出会いまでもたらしてくれたことも忘れるわけにはいかない。
今後ますます、これからの人生が楽しみで仕方がない。
この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。
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公開日:2019/12/25