あなたの髪と頭皮の危険度チェック
株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。
あなたの頭皮は、薄毛リスクの少ない健やかな状態に保たれていますか? 頭皮環境に違和感があるときは、これからご紹介するポイントをもとに、頭皮の危険度をチェックしてみましょう! 薄毛が進行する前に頭皮の危険に気づき、早めの対策を始めるきっかけにしてみてください。
頭皮の硬さ
薄毛の方の頭皮は、乾燥や血行不良によって硬くなりやすいと言われています。頭皮の硬さを確認することで、薄毛のサインが見つかるかもしれません。
それでは、実際にご自身の頭皮に触れて硬さをチェックしてみましょう。頭皮を5mmほどずらすように動かしたとき、自分の状態に合致するものを下記からお選びください。
- 違和感がない…頭皮が柔らかい状態です。頭皮の危険度は今のところ少ないと考えられます。
- 少し違和感がある…頭皮を動かすと血行が改善したような感覚があるなど、何らかの違和感があるときには、やや頭皮が硬くなっています。
- 痛みがある…頭皮が硬くなっている状態です。薄毛の危険度が高いといえます。
頭皮に少し違和感があったり、痛みがあったりする方は、薄毛が進行している可能性があります。
皮脂の分泌量
通常、頭皮で分泌される皮脂には、肌を守る働きがあります。しかし、皮脂が過剰に分泌されたり、皮脂の分泌が少なく乾燥したりする場合は、頭皮環境が悪化しているかもしれません。ご自身の皮脂の分泌量をチェックしてみましょう。
- 皮脂の分泌量が正常…頭皮にトラブルがなく、健やかな状態です。ベタつきも乾燥もありません。
- 皮脂の分泌量が多い…頭皮にベタつきを感じやすく、髪の毛にも脂っぽさがある場合は、皮脂が過剰に分泌されている可能性があります。
- 皮脂の分泌量が少ない…頭皮にかゆみやフケが生じ、髪の毛がパサついている状態です。皮脂の分泌が不足して、乾燥しがちになっているかもしれません。
皮脂の分泌量が過剰または不足している状態にある場合には、薄毛の危険度が高いといえるでしょう。
かゆみ
頭皮にかゆみが生じているときは、頭皮環境が危険な状態にあると考えられます。
かゆみの原因としてまず挙げられるのは、頭皮の乾燥です。皮脂の分泌量が不足して、肌のバリア機能が正常に働かなくなった結果、頭皮への刺激がかゆみとなって表れることがあります。
また、普段使用しているシャンプーや整髪料などが、頭皮に刺激を与えている可能性もあるでしょう。刺激の強い成分が洗い残しとして頭皮に付着したままになると、炎症でかゆみが生じてしまうのです。
ほかにも、皮膚の病気が原因でかゆみが生じることもあるようです。特に激しいかゆみをともなう場合には、接触性皮膚炎・脂漏性湿疹・アトピー性皮膚炎などが疑われるため、医師の診察を受けることをおすすめします。
臭い
頭皮に生じる不快な臭い。加齢臭とは別に頭皮に臭いがあるときは、頭皮環境が悪化しているかもしれません。頭皮に臭いがある場合、頭皮に雑菌が繁殖しているか、あるいは皮脂が酸化しているかの、いずれかの可能性が疑われます。
頭皮に汗をかいたまま放置していたり、シャンプー後に髪の毛を自然乾燥させていたりする方は、頭皮に雑菌が繁殖しやすい状態となっています。頭皮の汗はすみやかに拭き取り、その日のうちにシャンプーをして清潔に保ちましょう。また、洗髪後はドライヤーで髪の毛と頭皮をきちんと乾燥させてください。
皮脂の過剰分泌によって、酸化した皮脂が臭いの原因となる場合があります。食事で脂肪分を摂りすぎている方は、ファストフードや菓子類などを控えて、皮脂の過剰分泌を防ぎましょう。
フケ
頭皮からフケが発生している方は、頭皮の乾燥または皮脂の過剰分泌など、頭皮環境の悪化が疑われます。ご自身に当てはまるフケの症状をチェックしてみましょう。
- 乾性フケ…粉状をしているフケです。頭からパラパラと落ちてきます。頭皮が剥がれて見えます。
- 脂性フケ…ベタつく塊状をしているフケで、髪の毛に付着しています。頭皮が赤く見えます。
乾性フケは頭皮の乾燥が原因、脂性フケは皮脂の過剰分泌が原因で生じます。いずれも薄毛の危険性が高い状態であるため、フケの症状に気づいたら注意が必要です。
ニキビ
頭皮に触れたときに痛みを感じたり、皮膚が盛り上がっていたりする場合は、ニキビができているかもしれません。頭皮にできるニキビの原因には、皮膚のターンオーバーの滞りや、シャンプーや整髪料の刺激などが挙げられます。
頭皮に繰り返しニキビができている方は、食事や運動をはじめとした生活習慣の見直しによって、ターンオーバーを改善させましょう。また、普段使用しているシャンプーや整髪料を刺激の弱いものに変えるとともに、洗髪時の洗い残しがないようにすすぎ洗いを念入りに行ってください。
まとめ
ご自身の薄毛の危険度をチェックするために、頭皮状態を見極めるポイントをご紹介しました。今回ご紹介した中に当てはまる頭皮トラブルがあった方は、薄毛予防のために生活習慣やヘアケアの見直しを行うことをおすすめします。薄毛が進行する前に、頭皮の危険度を確認しましょう!
記事の参考URL
https://lidea.today/articles/721
https://beauty.epark.jp/hair/article/bc-1/mc-73/sc-31/writing-000785/
https://scalpcare-kichijoji.com/hair-scalp-smell/
公開日:2019/07/02