増毛してもストレス！？克服、そして新たな人生のステージへ

＃その他

髪コト編集部
プロフィール 2023/02/27

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

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男手一人で子供を育て、仕事に家庭に奔走してきたが、生活環境の変化に伴い髪が薄くなっていった。子供が自立し始めたころ、ふと、自分の将来を思い描く。
「このままでは、見た目が寂しいな…」

でも、行動に移すまでには時間がかかり、数年が経った。最初はAGAクリニックに相談も断念。育毛剤も思うような効果を得られなかった。

そこで編み込みタイプの増毛を始めた。最初は周囲の反応が気になり、不安になる毎日。だが彼女や友人たちの「自然でいいね」という言葉に救われた。

勇気を出したからこそ、コンプレックスは解消され、明るいセカンドライフを思い描く余裕も出てきている。

「自分の見た目」への意識の変化

30代前半になって、子ども二人との生活が始まった。当初は仕事や家庭の両立に四苦八苦する日々。それが原因なのかは分からないが、そのころから髪が薄くなっていった。

一人で頑張っていこうという気持ちで過ごしてきて数年、子どもたちも成長し、協力してくれるようになった。一緒に大好きなサッカー観戦に行ったり、生活が落ち着き始めたとき、自分の見た目が変わってきていることに気付いた。

これから10年後や20年後の自分の人生を改めて考えると「見た目がこれでは寂しいな」と感じた。今は独り身だが、いずれはパートナーを見つけたり、セカンドライフを充実させたりしたいと考えていたが、髪のことが日増しに気になり、足が重かった。

何とかしたいと思いつつも行動出来ないもんもんとした時期が続いていく。そんなとき、通勤の電車の中で、AGA治療の広告を見た。薄毛対策の広告が目立つようになって、「こういうのがあるんだ。聞いてみようかな」という意識が強くなった。

増毛という選択肢

実際に相談に行ってみたが、費用面がネックになった。そこでまずは市販の育毛剤をやってみようと考え直した。でも、育毛剤を使ってみても現状維持程度で変わらない。そこでさらに踏み込んで考えることを決めた。

それは編み込みタイプの増毛だった。仕事の関係で知っていたメーカーだったので、製品のこともなんとなく知っていたし増毛をするならこのメーカーにしようと決めていた。

早速話を聞きに行ったが、不安はつきまとった。増毛をすると、どんなふうに変わるのか実感をしていなかったし、「周囲からどう見られるのだろう？」ということが気になった。自分の中で、それが一番の壁でもあった。それでも、試着をしてみると、想像以上に自然で「これならいいな」と思えた。

増毛してもストレス、そして克服

それでもやっぱり周囲の反応が怖くて、会社に行くのが億劫だった。増毛した直後は別のストレスを抱えることになった。

会社や取引先の人からの目線を感じたが、9割は無反応。それもきつかった。だが残りの1割はポジティブに「いいね」と言ってくれた。「自然だしそっちの方がいいよ」という言葉を聞いて、少し肩の荷が下りた気分だった。

カツラにはいいイメージはないし、僕も増毛には勇気が必要だったが、きっと声を掛けてくれる人たちも勇気を出してくれたと思う。その気持ちもありがたかったし、うれしかった。それに、増毛から1ヶ月もすると、私にとっても、周囲の人にはなおさら過去のものになり、抱えていたストレスも不安もなくなっていった。

増毛を伝えるべき人。そして新たな人生のステージ

周囲の人へは自分からカミングアウトはしていないが、お付き合いをしている彼女や子供たちには、きちんと伝えた。反応はそれぞれで、子供たちは「うーん、分かった」と、ピンと来ていないようだった。

一方の彼女は「そんなの気にしないし、普通でいいのに」と、当初はややネガティブな意見だった。でも、増毛後に会ってみると「いい！」という反応に変わった。彼女との関係がこじれたら嫌だなとも思っていたので、伝えるのもかなりの勇気を出したが、明るく賛同してくれる彼女の反応に心底ホッとした。だから、今も関係は良好だ。

さまざまな不安はあったが、増毛をしたことでコンプレックスが解消された。人目を気にしなくなったし、自然につけられるのは大きい。性格的にも、ちょっと明るくなったかもしれないと自分でも感じるほどだ。

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