恋愛に心理的ブロックが。カツラは思考や行動をプラスに変える!?
株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。
教鞭をとる姿が想像できる。爽やかで穏やかな口調が、教員という職業にぴったりだ。
それでも大勢の人前に立つ職業だからこそ、薄毛はコンプレックスだったと言う。30代に入り、編み込み式の増毛をはじめてからは、狭き門である大学の教員にも採用され、仕事面は順風満帆な毎日を送っている。
でも、プライベートは…心理的ブロックが作用し、異性に対しては一歩が踏み出せないという悩みを抱えていた。理由はわかっていても、なかなか出来ない苦しさは、誰でもきっと経験がある。その思いを今、ゆっくりと明かしてくれた。
先生から言われたきつい一言
学生時代から気になっていた薄毛。だが、当時は特別に何かをしようとは思わなかった。それから少し時間が経ち、教員になった24歳のころ、年配の先生から言われた一言が心に刺さった。
「外見や勉強面でもスキがないように見えるけど、髪が薄いよね」
決してハッキリとではなく、遠回しなニュアンスだったが、そこだけが残念だと言っているように感じたし、きつかった。薄毛ということに関しての嫌な思い出は、記憶から消している部分があるが、このときのことは今も鮮明に覚えているのだから、強烈なインパクトだったのだろう。
教師という仕事柄、大勢の生徒の前に立つ。髪が薄いというのはコンプレックスだった。とくに、論文などが雑誌に掲載されるときなどは、顔写真が載る。それも嫌だったし、自分の授業風景を撮影して見返したときに、髪が薄いことが視覚的に入ってきて、自分で自分の姿を見て驚くこともあったほどだ。
書籍情報から躊躇なくカツラ使用へ
30代に入り、大学院に入り直したあと、あるメーカーの育毛コースに通うことにした。そのメーカーを選んだのは、カツラのことをまとめた書籍の中でも「良さそうだな」という印象が残っていたからだが、それでもまだ不安があったので、いきなりカツラなどを作るのではなく、育毛コースにしたのだ。何度か通ううちに、丁寧な説明を受け、カツラでも年齢相応に対応出来ることを知って、編み込み式のカツラにしようと決めていた。
実際にカツラをつけてみると、僕自身が一番、その変化に驚いたほどだ。深い付き合いのある友人には「若くなったな」と言われたり、家族などに打ち明けてみても「あっ、変えたの?」と言われるくらいで、「全然わからない」と聞いた。
仕事は順調、しかし恋愛は…?
それから17年。編み込み式のカツラを使っているが、気持ちが前向きにポジティブになったし、良かったなと改めて思う。仕事の面はとくに大きく、難関でもある正規の大学の教員になれたのだ。ポジティブになれたからこそ、積極的に動くことが出来、人脈も出来た。こうしたことが、すごくプラスに影響したんだと思う。
その一方でプライベートの面…とくに恋愛においては、厚い壁があった。薄毛のときよりもカツラをつけたことで、見た目の自信は確かについたし、女性に対して積極的に声をかけることも出来るようになった。でも、付き合いが深くなり、結婚などを考えていくと、「いつかカツラのことを言わないといけないのかな」「言うなら、どのタイミングなんだろう」と疑問がわいてくる。一緒に旅行に行く、一緒に住むとなったときも同様だ。いつかどこかで自己解決をしないといけない。それに対するハードルが出てきたのだ。
それは、たぶん、相手の反応が怖いからだろう。全然気にしないという女性もいる。でも、やっぱり勇気がいるのは間違いない。相手を信じて行動するしかないという思いはあるが、その一歩が、なかなか踏み出せなかった。
恋愛における心理的ブロックの作用とは?
結婚寸前という相手がいたときも、自分の中で自信が持ちきれず、心理的なブロックが作用して、交際をやめてしまったこともあった。本当に怖くなったのだ。幸い仕事は順調だからこそ、プライベートでも良きパートナーを求めている部分もある。だが、この心理的ブロックを外すというのは一筋縄でもいかないのだ。
しかも不思議なことに、それは自分が教える専門分野でもある。これまでカウンセリングやコーチングを学んできたが、その一つにNLP=神経言語プログラミングという「人間心理とコミュニケーション」に関する分野があった。人はこれまでの経験を、五感を通して認識し記憶していくのだが、その際に自分の考えや思い込みを作りながらプログラミングしていく。だから一度このプログラミングができあがると、パターン化して、無意識のうちに同じことを繰り返すようになるのだ。
それが、自分の恋愛面にも作用していた。
カツラは思考や行動をプラスに変えるツール
すごく深いところで、薄毛は自分の欠陥みたいに思えていた。「人としての魅力が足りないんじゃないか」、「男性として魅力がないのかな」と。そもそも男性としての自信を持てないし、そこで劣っているんだというようなシコリも残っていた。そういう思い込みから、不安を感じ、勝手にダメだと思ってしまう。だから前に進めないのだろう。
でも、この心理的ブロックも外し方はある。思考や行動は、実証や成功体験によって変えられるからだ。だから自分にもそれを当てはめて、心理的ブロックを外したい、というのが、今の願いだ。
ありがたいことに、周囲の女性からは「どうして結婚しないの?優しそうだしもったいない」と言ってもらえる。そう言えば、ごく少数の人からだが、カツラにしたときにも「前の髪型でも良かったのに」「先生は薄毛を気にされていたんですか」と言ってもらったこともあった。
カツラをつけたことで、積極的な行動が出来るようになったし、幸せで楽しいなと感じる毎日だ。だからこそ、唯一残った恋愛も、これからはもっとポジティブにとらえられたらと思っている。
この物語に出てくる「編み込み式の増髪」はスヴェンソン。スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。
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公開日:2020/02/07