【毎日シャンプーと抜け毛の関係】適切な頻度と方法で抜け毛を防ぐコツ

髪コト編集部
プロフィール 2024/12/25

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

「毎日シャンプーすると抜け毛が増えるのでは？」と疑問に感じたことはないでしょうか。実は、シャンプーの頻度や方法によって抜け毛の増減が左右されることがあります。

本記事では、毎日のシャンプーと抜け毛の関係、適切なシャンプーの頻度や方法、そして抜け毛が多い場合の対処法について詳しく解説します。正しい知識を身につけ、健やかな髪を維持するための参考にしてください。

抜け毛とシャンプーの関係性

毎日のシャンプーと抜け毛の関係について、気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、1日の自然な抜け毛の本数や、シャンプーが抜け毛の原因となるメカニズム、さらにはストレスや生活習慣と抜け毛の関連性について詳しく解説します。正しい知識を身につけて、適切なヘアケアを心がけましょう。

毎日のシャンプーではげる？1日の自然な抜け毛の本数

髪の毛は1日に50～100本程度自然に抜け落ちるのが一般的です。これは頭髪全体の約0.1%に相当し、髪の正常な成長サイクルの一部と考えられています。ただし、季節によって変動があり、特に夏から秋にかけては1日200本前後の抜け毛も珍しくありません。

また、シャンプー中に抜ける髪は、すでに抜けていたり成長を終えた髪が洗い流されるだけで、1日の抜け毛のうち50～60本程度なら心配ありません。ただし、明らかに抜け毛が多いと感じたら、シャンプーの方法や頻度、ストレスなどの生活習慣を見直してみる必要がありそうです。

シャンプーによる抜け毛の原因

シャンプー中に抜け毛が気になることがありますが、実はこれは髪の自然な成長サイクルの一部です。髪は成長期を終えると休止期に入り、2～3か月後に抜け落ちます。休止期の髪は、やがて抜ける準備が整い、シャンプー中に自然に抜けることがよくあります。

大切なのは、シャンプーが抜け毛を引き起こしているわけではないということです。シャンプーを控えても、休止期の髪は時間が来れば抜けます。つまり、シャンプー中に抜け毛が目立つのは、単にそのタイミングで抜けた髪が洗い流されるためです。

とはいえ、シャンプー方法や頻度には注意が必要です。強くこすりすぎたり、髪に合わないシャンプーを使うと、髪や頭皮にダメージを与える可能性があります。正しいシャンプー方法を守り、髪と頭皮の健康をチェックすることが大切です。

シャンプー中の抜け毛が気になっても、あまり心配しすぎる必要はありません。しかし、抜け毛が続いたり、髪の密度が急に減ったと感じた場合は、ストレスや栄養不足、ホルモンバランスの乱れが関係していることも考えられます。その場合は、シャンプーの見直しだけでなく、生活習慣全般を見直すことが必要です。

ストレスや生活習慣と抜け毛の関連

ストレスや乱れた生活習慣は、気づかないうちに抜け毛を増やしているかもしれません。ストレスが溜まると、自律神経が乱れて血行不良を引き起こし、頭皮に必要な栄養が届きにくくなります。その結果、髪の成長が妨げられることがあります。

また、食事が不規則だったり、睡眠不足が続いたりすると、ホルモンバランスに影響を与え、抜け毛の原因になることがあります。ストレスによる抜け毛は、髪が細く短くなるのが特徴です。

抜け毛を防ぐ！適切なシャンプーの頻度

シャンプー中の男性のおでこ・頭部のアップ — 適度なシャンプーの頻度は生活スタイルによって異なる？

シャンプーの頻度は、頭皮や髪の健康を守るために重要です。頭皮の状態に応じた適切な頻度を見つけることで、抜け毛予防や髪の健やかさを保つことができます。ここでは、毎日シャンプーが向いている人と、頻度を減らしたほうがよい人の特徴について解説します。

毎日シャンプーしたほうがよい人の特徴

毎日シャンプーが適しているのは、主に3つの特徴がある方です。まず、外出が多くホコリやチリが付着しやすい人や、スポーツなどで汗をかく人には、清潔を保つために毎日のシャンプーがおすすめです。ただし、頭皮の皮脂を落としすぎないよう、洗浄力がマイルドなシャンプーを選び、優しく洗うことが大切です。

また、頭皮が脂性肌の方も毎日シャンプーが適しています。1日シャンプーをしないと、前髪や分け目が皮脂でベタつきやすくなる方は、頭皮環境の悪化やニオイを防ぐためにも清潔さを保つと良いでしょう。

さらに、ワックスやムースなどの整髪料を使用している方も、毎日のシャンプーが必要です。スタイリング剤を使った日は、寝る前に必ず洗い流し、清潔な状態を保つことが重要です。

シャンプー頻度を減らしたほうがよい人の目安

シャンプーの頻度を減らした方が良いのは、乾燥肌や敏感肌の方です。毎日シャンプーをすると頭皮が乾燥して、フケやかゆみが出やすくなるため、2～3日に1回のシャンプーが目安になります。ただし、急に頻度を変えると頭皮に負担がかかることがあるため、徐々に間隔を空けていくのがよいでしょう。

また、シャンプーをしない日は、お湯だけで軽く洗う「湯シャン」を取り入れるのもおすすめです。自分の頭皮の状態をよく観察しながら、最適なシャンプー頻度を見つけることが大切です。

抜け毛を防ぐ！適切なシャンプーの方法

抜け毛シャンプー 03 — いい加減なシャンプーをしていると抜け毛が増える恐れが

毎日のシャンプーで抜け毛を防ぐには、正しい方法を知ることが大切です。ここでは、抜け毛予防に効果的なシャンプー剤の選び方、正しいシャンプーの手順と注意点、そしてシャンプー以外の抜け毛ケア方法について詳しく解説します。日々のヘアケアを見直して、健やかな髪を目指しましょう。

自分に合うシャンプーの選び方

抜け毛予防に効果的なシャンプーを選ぶ際には、成分に注目することが重要です。一般的に、石油系合成界面活性剤は洗浄力が強く、頭皮に刺激を与える可能性があるため、避けたほうがよいでしょう。代わりに、アミノ酸系界面活性剤を含むシャンプーを選ぶと、頭皮に優しく保湿効果も期待できます。

例えば、薄毛専門理・美容室のスヴェンソンが手掛ける『ヘアライズ® TIスカルプシャンプー』は、アミノ酸系洗浄成分を採用し、頭皮に優しい処方が特徴です。さらに、加水分解ケラチンやチャ葉エキス、ボタンエキスなどの天然由来成分を配合し、頭皮環境を整え、髪にハリやコシを与えます。また、シリコンフリーで無香料のため、頭皮への負担を軽減し、サウナ愛好家にも適しています。

また、馬油やホホバ種子油といった保湿成分は、乾燥を防いで頭皮環境を整えるのに役立つでしょう。さらに、ミコナゾール硝酸塩などの抗真菌成分は、真菌の繁殖を防ぎ、頭皮の健康をサポートします。

なお、オーガニックシャンプーは植物由来の優しい成分が含まれていますが、脂性肌の方には洗浄力が物足りない場合もあるため、注意が必要です。自分の頭皮の状態に合ったシャンプーを見つけるため、必要であればAGA専門医が推奨する製品を参考にするのも一つの方法です。

頭皮に良いシャンプーの手順と注意点

正しいシャンプー手順を習慣化することは、抜け毛予防に重要です。まず、シャンプー前に3分ほどお湯で頭皮を優しくすすぎ、汚れを浮かせましょう。次に、シャンプー剤を手でしっかり泡立て、指の腹を使って頭皮をマッサージするように洗います。爪を立てたり、強くこすったりしないように注意が必要です。

すすぎは、シャワーの水圧をやや強めにして、お湯をしっかり当てながらぬるつきがなくなるまで丁寧に流しましょう。コンディショナーは毛先を中心に塗り、頭皮にはつかないように気をつけます。最後に、ドライヤーを髪から10cm以上離し、しっかり乾かしましょう。髪が短くてもドライヤーでの乾燥が大切です。

シャンプー以外の抜け毛ケアも大切

シャンプー以外にも、抜け毛予防に役立つケア方法があります。例えば、ブラッシングは頭皮の血行を促し、抜け毛を防ぐ効果が期待できます。ブラシは頭皮に優しい豚毛やナイロン製を選びましょう。切れ毛を防ぐために、まずは毛先から優しくブラッシングして慣らします。続いて、頭皮から毛先に向かって、ゆっくりと丁寧に行ってください。

また、頭皮マッサージも血流を良くし、髪の成長をサポートします。指の腹で円を描くように優しくマッサージするのがコツです。ただし、強くこすりすぎないように注意が必要です。

さらに、ヘアオイルやヘアパックで髪に潤いを与えることも大切です。自分に合ったケア方法を見つけ、シャンプーと合わせて取り入れてみてください。健康的な髪を目指しましょう。

毎日の抜け毛があまりに多い場合の対処法

毎日の抜け毛が増えていると感じる場合、原因を見極めて適切な対処をすることが重要です。特に、脱毛症が原因である場合、早期の治療や適切なケアが求められます。ここでは、代表的な脱毛症とその治療法、さらに治療効果が現れるまでの間に利用できる一時的なカバー方法として、自然なウィッグを活用する手段についても紹介します。

脱毛症の場合は治療が必要

抜け毛の原因として代表的な脱毛症に、男性に多いAGA（男性型脱毛症）があります。AGAは、男性ホルモンの一種であるテストステロンが体内の酵素によってDHTに変換され、その影響で髪の成長サイクルが短くなることで進行します。このため、抜け毛が増えていくのが特徴です。

AGAには、額の生え際から薄毛が進行するタイプや、頭頂部から薄毛が広がるタイプなど、いくつかの進行パターンがあり、早めの対策が重要です。他にも、円形脱毛症、牽引性脱毛症、脂漏性脱毛症など、さまざまな脱毛症があります。それぞれ症状や原因が異なるため、自分の状態に合った適切な治療が必要です。

自然なウィッグで一時的にカバー

脱毛症であれば治療が必要ですが、治療効果が現れるまでには時間がかかることが一般的です。その間、薄毛を目立たなくするための一時的な対策としてウィッグを使用するのもよいでしょう。

特に、スヴェンソンが提供する「スヴェンソン式増髪法」は、特許取得済みの独自技術を用いたウィッグサービスで、自然な仕上がりと快適な装着感が特徴です。この増髪法では、自身の髪に特殊な3本の糸を使ってウィッグを編み込み、まるで自分の髪のような自然さを実現します。また、24時間着用可能で、日常生活やスポーツなどのアクティブな活動も支障なく行えます。さらに、整髪料の使用やヘアカラー、パーマなど、さまざまなヘアスタイルも楽しめます。