薄毛の改善が期待できるツボ18選!正しい押し方のコツも解説

    株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

    薄毛のケアにはさまざまなアプローチがありますが、その一つとしてツボ押しが取り入れられることがあります。ツボ押しは頭皮の血行を促進し、リラックス効果をもたらすとされており、髪の健康維持に役立つ可能性があります。

    そこで本記事では、薄毛改善に期待できるツボ18選を紹介し、正しい押し方や頻度、リズムについて詳しく解説します。

    ツボ押しが薄毛に効くといわれる理由

    頭皮を両手の指で指圧している男性の後ろ姿
    ツボ押しは本当に効果があるのか?

    ツボ押しが薄毛に効果的だといわれる理由は、頭皮の血行を促進するからです。頭皮の血流が良くなることで、毛根に栄養が届きやすくなり、髪の健康をサポートすると考えられています。ただし、ツボ押し自体が薄毛治療として科学的に証明されているわけではなく、補助的な対策として有効とされています。

    また、ツボ刺激によってリラックス効果が得られ、ストレスを和らげることで、間接的に薄毛改善に役立つ可能性があります。ストレスは薄毛の原因の一つとされているため、ツボ押しを日々のケアに取り入れることは、全体的な健康維持と髪の成長に良い影響を与えるかもしれません。

    ツボ押しは、あくまで薄毛対策の一部として、他の治療法やケアと併用することで効果が期待できる方法といえるでしょう。

    薄毛に効果的な頭のツボ8選

    両指でこめかみあたりをマッサージする男性
    代表的な頭皮のツボを厳選

    まずは、薄毛に効果的な頭のツボを8つ紹介します。ツボ押しによる薄毛改善の効果は医学的には確定していないため、あくまで「補助的なケア」としての理解に留めてください。

    1.百会(ひゃくえ)

    百会は頭頂部にあるツボで、両耳の上端を結んだラインと顔の中心線が交わる場所に位置します。百会を押すことで、頭皮の血行が促進され、毛根に栄養が行き渡りやすくなり、髪の成長をサポートすると考えられています。

    また、自律神経を整える働きが期待されており、ホルモンバランスの乱れが原因の薄毛にも間接的に効果があるかもしれません。さらに、百会を刺激することでストレスが和らぐため、ストレスが原因の薄毛にも良い影響を与えることが期待されます。

    2.天柱(てんちゅう)

    天柱は、首の後ろ側にあるツボで、髪の生え際の中央から左右に少し離れたところ、首の太い筋肉の外側に位置します。

    このツボを刺激すると、頭皮や首周りの血行が改善され、毛根に栄養が届きやすくなると考えられています。また、首や肩のこりがほぐれ、頭部への血流が増えることで、髪の成長をサポートする効果が期待されます。

    さらに、天柱の刺激にはリラックス効果があり、ストレスや疲労の軽減に役立つともいわれています。ストレスは薄毛の原因の一つとされているため、天柱を押してストレスを緩和することで、薄毛予防や改善にも効果が期待されます。

    3.通天(つうてん)

    通天(つうてん)は頭頂部に位置するツボで、百会から左右にわずかにずれたところにあります。このツボは、頭部の血流を促進する役割があり、特に髪の健康に関心がある方に注目されています。

    通天を刺激することで期待できる効果には、まず頭皮の血行促進があります。血流が良くなることで毛根に栄養が届きやすくなり、髪の成長をサポートすると考えられています。また、頭皮の柔軟化や健康な髪の生え変わりを促進する効果も期待されます。さらに、ストレスを軽減することにもつながり、ストレスが原因で引き起こされる薄毛の予防に役立つ可能性があります。

    さらに、通天は目の疲れや頭痛を和らげる効果があるともいわれていますが、科学的な証拠は限られています。体調を整えることで、髪にとって良い環境を作ることにもつながるかもしれません。

    4.神庭(しんてい)

    神庭(しんてい)は、額の中央部に位置するツボで、前髪の生え際から約1cm上にあります。東洋医学では、このツボにはさまざまな効果があるとされています。

    まず、神庭は精神を落ち着かせる効果があり、ストレスによる健康への悪影響を緩和する可能性があります。ストレスは抜け毛の一因とされているため、神庭を刺激することで、ストレスの軽減が薄毛予防につながる可能性も指摘されています。また、皮脂分泌の調整によってフケの予防にも役立つとされており、自律神経のバランスを整える効果も期待されます。

    さらに、神庭は不眠症の改善に寄与し、めまいや鼻づまりの改善、頭痛の緩和にも効果があるとされています。特に、感情を落ち着かせる効能が注目されており、精神的な安定が健康全般に良い影響を与える可能性があります。

    5.角孫(かくそん)

    角孫(かくそん)は耳の上、髪の生え際近くにあるツボで、耳を前に折り曲げたときに耳の上部が当たる場所にあります。このツボを刺激すると、頭皮の血行が促進され、毛根に栄養が届きやすくなるとされ、髪の成長をサポートする可能性があります。また、ストレスの緩和にも効果があるとされ、ストレスが原因の薄毛予防に役立つ可能性があります。

    6.完骨(かんこつ)

    完骨(かんこつ)は、耳の後ろにあるツボで、耳たぶの後方に位置する骨のくぼみ部分にあります。このツボは、頭部の血行を促進し、首や肩の緊張を和らげるために使われることが多いです。

    薄毛対策として期待できる効果としては、頭皮や首周りの血流が改善され、毛根に必要な栄養や酸素が届きやすくなることが挙げられます。血行が良くなることで、髪の成長をサポートし、健康な頭皮環境を保つことができる可能性があります。また、ストレスや緊張が緩和されることで、精神的な負担が原因となる薄毛の進行を抑える助けになるかもしれません。

    7.風池(ふうち)

    風池(ふうち)は、首の後ろ、頭と首の境目にあるくぼみ部分のツボです。風池を刺激すると、首や肩の血行が良くなり、頭皮への血流も促進されるとされています。血流が改善されることで毛根に栄養が届きやすくなり、髪の成長をサポートする可能性があります。

    8.瘂門(あもん)

    瘂門(あもん)は、頭部の後ろ側、髪の生え際の中央にあるくぼみに位置するツボです。東洋医学では、瘂門を刺激すると血流や気の流れが改善し、頭皮の血流促進に繋がると考えられています。頭皮の血行が改善されることで、毛根への栄養供給が向上し、髪の成長を支援する可能性があります。

    また、瘂門の刺激がストレス軽減に効果があるとされていることから、ストレスが原因で引き起こされる脱毛の予防に役立つ可能性も考えられます。

    薄毛に効果的な手足のツボ7選

    足首のツボを押さえる様子
    薄毛改善の効果が期待できるのは頭皮のツボだけではない

    次に、薄毛対策に期待できる手足のツボ7つを紹介します。それぞれのツボがどのような効果を持つのかについても解説します。

    1.合谷(ごうこく)

    合谷(ごうこく)は、手の甲側にあるツボで、親指と人差し指の骨が交差する部分のやや人差し指側に位置します。東洋医学では、このツボを刺激することで、全身の血行が改善されると考えられています。また、頭痛や肩こり、ストレス緩和に効果があるといわれており、健康全般に良い影響を与えるツボの一つです。

    薄毛対策として合谷が注目される理由は、血行促進とストレス軽減の効果が期待できるからです。頭皮の血流が改善されると、毛根への栄養供給が向上し、髪の健康を支える可能性があります。また、ストレスが原因となる脱毛症の場合、合谷を刺激することでストレスが軽減し、脱毛の予防につながるとされています。

    2.陽池(ようち)

    陽池(ようち)は、手首の甲側にあるツボで、手首を少し曲げたときにできる横じわの中央に位置します。このツボは、気の流れを整え、疲労回復や体のバランスを保つのに役立つとされます。薄毛対策としては、ストレス軽減や血行促進が期待され、間接的に髪の健康を支える可能性があります。

    3.曲池(きょくち)

    曲池(きょくち)は、肘を曲げたときにできるシワの外側端に位置するツボです。免疫力の向上や血行促進に効果があるとされ、体全体の新陳代謝を活発にするとされています。頭皮への血流が改善されることで、髪の成長を支援する効果が期待されます。

    4.湧泉(ゆうせん)

    湧泉(ゆうせん)は、足の裏、足の指を曲げたときにできるくぼみ部分に位置するツボです。全身のエネルギーを活性化させる効果があるとされ、疲労回復やストレス軽減に役立ちます。髪の健康には、体全体の健康状態が大切であり、湧泉を刺激することで間接的に薄毛対策につながることが期待されます。

    5.三陰交(さんいんこう)

    三陰交(さんいんこう)は、足の内側、くるぶしの上約4指分の位置にあるツボです。女性の健康やホルモンバランスを整える効果があるとされ、特にストレスやホルモンバランスの乱れが原因で起こる薄毛に対して効果が期待されています。

    6.足三里(あしさんり)

    足三里(あしさんり)は、膝の下、外側に位置するツボで、消化器系を整える効果があるとされています。体全体の健康を支えるツボで、栄養の吸収を助けることで髪の健康にも良い影響を与える可能性があります。血流や新陳代謝の促進も薄毛対策として期待されます。

    7.血海(けっかい)

    血海(けっかい)は、膝の内側、膝蓋骨の上約3指分の位置にあるツボです。血液循環を改善する効果があるとされ、特に貧血や血行不良が原因となる薄毛に対して効果が期待されています。血流が改善されることで、髪の毛への栄養供給が増加し、育毛をサポートすると考えられます。

    薄毛に効果的な体のツボ3選

    タオルを当ててマッサージしている様子
    中府(ちゅうふ)、関元(かんげん)、.腎兪(じんゆ)を押してみよう

    ここでは、薄毛に効果的とされる体のツボを3つ紹介します。引き続き、それぞれのツボがどのような効果を持つのかについても解説します。

    1.中府(ちゅうふ)

    中府(ちゅうふ)は、鎖骨の下、肩の少し前側にあるツボです。このツボは、呼吸器系を整える効果があるとされ、東洋医学では肺の機能を高めるために使われます。

    薄毛対策としては、肺の機能を改善し、全身の酸素供給が向上することで、頭皮の血流が改善される効果が期待されます。これにより、毛根への栄養供給が促進され、髪の健康維持に役立つ可能性があります。

    2.関元(かんげん)

    関元(かんげん)は、下腹部に位置するツボで、へその下およそ3指分の場所にあります。関元はエネルギーを蓄える重要なツボで、特に体力回復や免疫力の向上に効果があるとされています。薄毛対策としては、体のエネルギーを強化し、ホルモンバランスを整えることで、ストレスや体調不良が原因の薄毛に対する効果が期待されます。

    3.腎兪(じんゆ)

    腎兪(じんゆ)は、腰の後ろ側、腰椎の両脇に位置するツボです。東洋医学では、腎は生命エネルギーを管理する臓器とされ、腎兪を刺激することで腎の働きを助け、体全体の活力を高めると考えられています。腎の機能が向上することで、ホルモンバランスが整い、髪の成長を促進する効果が期待されます。

    ツボ押しの強さ、回数、リズムのポイントは?

    首を押さえながら痛そうな顔をする男性
    ただツボを押せばよいわけではない

    ツボ押しは、日常のケアに取り入れることで、体のバランスを整え、薄毛の改善にも効果が期待されます。しかし、強すぎたり、回数が多すぎたりすると逆効果になることも。正しい強さ、回数、リズムでツボを刺激することが大切です。

    心地よさを感じる程度の軽いタッチが最適

    ツボ押しを行う際の強さは、心地よさを感じる程度が理想的です。強すぎると筋肉や神経に負担をかける可能性があるため、軽く押すことが推奨されています。リラックスできる力加減でツボを押すことで、血流が促進され、体全体のバランスが整うと考えられています。

    1つのツボにつき2~3回、2~3秒ずつ押す

    ツボ押しの回数と持続時間は重要なポイントです。1つのツボを2~3回、1回につき2~3秒ずつ押すのが効果的とされています。この回数と時間の設定は、体に過度な負担をかけず、適切に効果を引き出すために適した方法です。無理なく続けられるため、日常のケアに取り入れやすい方法です。

    リズミカルに刺激する

    ツボ押しは、一定のリズムで行うことが重要です。リズミカルに押すことで、体内のエネルギーの流れが整い、より効果的なケアが期待できます。呼吸に合わせてゆっくりとリズムを保ちながら刺激を与えることで、リラクゼーション効果も高まるでしょう。

    ツボ押しの薄毛改善効果と注意点

    鏡の前で頭皮をツボ押しする上半身裸の男性
    ポイントを押さえてツボ押しの効果を最大限に引き出す

    ツボ押しは、日常のケアに取り入れることで、体のバランスを整え、薄毛の改善にも効果が期待されます。しかし、強すぎたり、回数が多すぎたりすると逆効果になることも。正しい強さ、回数、リズムでツボを刺激することが大切です。

    ツボ押しの効果が現れるまでの期間は?

    ツボ押しの効果が現れるまでの期間は、個人差が非常に大きいです。体質や健康状態、押す頻度や力加減などによって異なり、すぐに効果を感じる人もいれば、長期間続けても変化を感じにくい人もいます。また、必ずしもツボ押しだけで問題が解決するとは限らない点も理解しておく必要があります。

    ただし、ツボ押し療法は東洋医学だけでなく、実際の臨床現場でも補助的な療法として用いられていることは事実です。特に、リハビリテーションや痛みの緩和を目的とした治療の一環として取り入れられていることが報告されています。

    ツボ押しの副作用やリスク

    ツボ押しには注意すべき副作用やリスクがあります。まず、感染症や内臓疾患、中毒症状、悪性腫瘍を患っている場合、ツボ押しは避けてください。これらの状態では、体内の働きを活発化させるよりも安静・療養が必要だからです。また、打撲や骨折部位、皮膚のトラブルがある部位、リンパ節の腫れを伴う部位へのツボ押しも控えたほうがよいでしょう。

    また、飲酒前後のツボ押しは血行が良くなりすぎることで頭痛や吐き気を引き起こす恐れがあるため避けましょう。食事直後や空腹時の腹部や関連する背中・下肢へのツボ押しも、消化器官に負担をかける可能性があるため控えることをおすすめします。

    ツボ押しと他の薄毛対策も組み合わせてみよう

    ツボ押しは、血行促進やストレス軽減に効果が期待できる薄毛対策ですが、これだけでは限界があります。より効果的に薄毛を改善するためには、他の対策も併せて取り入れることが重要です。例えば、バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠など、生活習慣の改善は髪の健康を保つ基盤となります。

    さらに、育毛剤やスカルプケア商品を使うことで、頭皮環境を整え、髪の成長をサポートすることが可能です。おすすめは、薄毛専門理・美容室のスヴェンソンが提供する「SCALP CARE & CLEANSING」です。ヘッドスパ感覚で頭皮の汚れをしっかりと落とせ、健やかな頭皮を維持するのに役立ちます。ツボ押しと組み合わせることで、より効果的な薄毛対策が期待できるでしょう。

    まとめ

    頭皮をマッサージする男性の額から上のアップ
    薄毛の相談なら薄毛専門の理・美容室スヴェンソンへ

    薄毛対策に効果的とされるツボは、頭部だけでなく全身にあります。ツボの位置を正確に把握し、適切な強さと頻度で押すことが重要です。しかし、ツボ押しだけで薄毛が十分に改善することは難しいため、あくまで他の薄毛対策と組み合わせて行うのが良いでしょう。頭皮を清潔に保ち、栄養バランスの取れた食生活を送ることが、より効果的です。

    思うように改善が見られない場合は、薄毛専門のクリニックや美容室、サロンに相談するのもおすすめです。例えば、スヴェンソンのような薄毛専門の理・美容室では、カットやケア、コーディングなどのサービスを提供しています。初回限定のトライアル価格も用意されているため、一度体験してみるのもよいでしょう。

    シェアする
    いいね!1 Star 0
    Loading...