就活中の人必見!面接で薄毛はどう見られる?採用経験者にアンケート
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フリーライター・書評家。大阪に生まれ育ち、2010年に上京。2013年からライターとして活動開始。取材記事や書評、コラムの執筆を通し、「生き方の多様性」について考えるようになる。子どもの頃から強いくせ毛がコンプレックスで、中学生の頃から15年間縮毛矯正をあて続けていた。しかし、髪が傷み中断。ヘアケアをしつつ、髪のおしゃれを楽しみたいと思っている。
就職や転職活動中、薄毛男性にとって気になることの一つは「自分の薄毛が採用担当者にどのように見えるのか」です。この記事では、人事採用の面接官を過去に経験したことがある人100人にアンケートを実施し、就活での薄毛男性のリアルを探りました。
採用担当者たちの薄毛への本音は?
採用を担当したことのある人のアンケート結果からは、薄毛と就職・転職活動の密接な関係性が見えてきました。面接で採用するかどうか決めるときに、薄毛はどのくらい影響があるのでしょうか?
面接で第一印象って大切?
全ての人が気になるのは、実際に面接で第一印象がどのくらい重視され、採用されるかどうかに関わっているかです。第一印象があまり良くなくても、「面接で自分をしっかりアピールできれば好印象を与えられるはず」と思う人もいるかも知れません。
しかし*「メラビアンの法則」によると、視覚情報が相手に与える影響はなんと55%。第一印象がいかに大切かが分かりますね。また、「メラビアンの法則」はアンケート調査の結果にも表れていました。
3Vの法則…視覚(55%)、聴覚(38%)、言語(7%)
「面接では第一印象が大切だと思いますか?」という問いに対し、94%もの採用経験者が「はい」と答えています。より採用担当者に好印象を与えたい場合には、自分の中身をアピールするだけでなく、外見(視覚情報)も意識すると良いでしょう。
髪型を含む身だしなみ 「かなり意識する」が約54%
身だしなみは第一印象で大事な要素です。採用担当者は面接を受けに来た人の身だしなみについて、どこまで意識して見ているのでしょうか?
「身だしなみはどの程度気にしますか?」と質問してみると、「かなり意識する(高レベル)」が54%、「それなりに意識する(中レベル)」が40%という結果が出ました。「全く気にしない(低レベル)」は6%でした。
必ず身だしなみはチェックされるものだと考えて、面接に挑んだほうが良いでしょう。身だしなみでマイナスポイントとされる要素についても後述します。
そして、「髪型は身だしなみに含まれますか?」という質問に対しては、「はい」と答えた人が97%にのぼりました。「身だしなみとしての髪型」に薄毛が含まれているのかが気になるところですね。
若年層の薄毛 採用には影響しないと答えた人は71%
新卒採用時や中途採用でも20代、30代の若年層の薄毛は、採用に影響するのでしょうか?
最も多かったのは「特に影響しない」が45%、「薄毛ではないほうが好印象ではあるが、採用には影響しない」が26%、あわせて71%です。
ただ「職種によっては採用しない」(13%)、「薄毛ではないほうが好印象であり、採用にも影響する」(15%)、「薄毛の程度による」(1%)と答えた人がいるのも事実。薄毛が面接でマイナスになるのはあわせて約30%と、決して少ない割合ではありません。
次に「職種によっては採用しない」、もしくは「採用に影響する」と答えた人に限定して、その理由を聞きました。回答は多い順に「老けて見えるから」(約46%)、「活力を感じないから」(約43%)と半数近く、「自信が無さそうに見えるから」(約36%)という回答もありました。
中高年層の薄毛を採用しない理由は若年層と少し異なる
中高年層の応募者に対してはどうなのでしょうか。同じ質問を投げかけると、「特に影響しない」が46%、「薄毛ではないほうが好印象ではあるが、採用には影響しない」が28%、あわせて74%と若年層の薄毛より若干採用に影響しないと答えた人が多いです。
ただ「職種によっては採用しない」(10%)「採用に影響する」(15%)と答えた人に理由を聞くと、若年層の応募者の回答とは違いがありました。半数近いのは「活力を感じないから」(44%)だけで、「老けて見えるから」「自信が無さそうに見えるから」は同じ割合で36%でした。
若年層、中高年層共に、薄毛をそこまで気にしすぎる必要はないものの、カットやセットなどで工夫して薄毛に見えにくい髪型で面接に臨んだ方が安心です。
面接で減点してしまう要素の1位はフケ
面接を受けるときは、見た目で減点されたくないですよね。そこで、何がマイナスポイントとなってしまうのかを調査しました。
「面接時、減点してしまう要素はありますか?」という質問に対し、上位だったのが「フケ」(約18%)、「ヘアスタイル(髪型や髪色など)」(約14%)という結果になりました。気になる「薄毛」については、減点になると答えた人は全体の約6%しかいませんでした。
薄毛であること自体はさほど減点にはならないようですが、先の調査では「薄毛が面接でマイナスになるのはあわせて約30%」という結果でした。「薄毛である」という事実ではなく、「薄毛による雰囲気(老けて見える、活力を感じない、など)」が面接の場でマイナスに作用していると考えられます。
つまり、薄毛以外のトータルでの印象を意識するのが必要です。見た目は清潔感や髪の乱れがないかどうかを意識すれば、「老けて見える」などの薄毛のマイナスイメージを払拭することもできるかも知れません。
日常生活での薄毛の印象
さて、面接の前にもう一つ心に留めておきたいのは「日常生活で薄毛はどう見られているか」です。また、「薄毛の人はどんな感じのヘアスタイルに変えれば好印象になるのか」という点も気になるところですね。
その2点について女性250人にアンケートを実施した記事があります。「会話中やすれ違うとき、相手の男性が薄毛だったら気になるか」「どのくらいの頻度で薄毛が気になるのか」など、注目ポイントが網羅されています。
こちらもぜひ読んでみてください。
薄毛と仕事の関係性を知るのも必要
採用担当者は面接の際、応募者が仕事相手に好印象を与える人なのかどうか見極める必要があります。面接という場でだけ薄毛を気にするのではなく、薄毛が仕事にどう影響してくるのかを考えることも重要ですね。
髪コトでは薄毛だとマイナスイメージになる職種について、アンケート調査を実施した記事もあります。その記事ではアンケートに回答した人の71%が「仕事の能力は見た目でも判断されることがある」と回答しました。
先ほど、「職種によっては薄毛の男性を採用しない」という採用担当者の回答を見て「その職種って何?」と感じた人もいるでしょう。この記事ではそれも明らかになっています。ぜひ併せて読んでみてください。
薄毛の不安をなくしてから面接に臨もう
今回の調査では、「薄毛が採用に影響しない」と考えている採用担当者が多いことがわかりました。とはいえ、職種によっては採用しなかったり、影響があったりすると答えた方が3割いるのも事実です。
現時点で薄毛に悩んでいる方は、ひとりで抱え込まずに薄毛専門美容室で相談してみるといいでしょう。有名なのは「スヴェンソン」で、全国28店舗展開しています。また、以下の写真はスヴェンソンのヘアカットによるビフォーアフター写真です。
初回は特別料金でヘアカッドなどのサービスを受けることができるので、選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。薄毛に詳しいプロのスタイリストが、きっとあなたの力になってくれるはずです。
調査概要
[居住地]全国
[年齢]15歳以上
[性別]指定なし
回収時期:2020年08月20日~2020年08月20日
サンプル数:100
調査方法:インターネット調査
対象:人事採用の面接官を過去に経験したことがある方
公開日:2020/09/28