M字ハゲで坊主にするときの注意点!おすすめのヘアスタイルも紹介
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M字ハゲが進行し、「いっそのこと坊主にしてしまおうか……」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。坊主ヘアはいくつかの注意点はあるものの、M字ハゲの悩みを解消するのに効果的なヘアスタイルです。
自分の髪を生かしたスタイリッシュなヘアスタイルは複数考えられるため、必ずしも丸坊主にする必要はありません。そこでこの記事では、M字ハゲが坊主にするメリットや注意点、おすすめのヘアスタイルを紹介します。
M字ハゲの人が坊主にするメリット
M字ハゲの方が髪型を変えたいと思ったら、坊主はおすすめできるヘアスタイルの一つです。薄毛を目立たなくできる上、ヘアケアが楽になります。思いきって短髪にすることで、爽やかな印象に変えられることもポイントです。まずはM字ハゲの方が坊主ヘアにするメリットを解説します。
M字ハゲが目立たない
M字ハゲの方は、長髪にして薄毛の部分を隠そうとしたり、「髪がある」ことを強調したりしがちです。しかし長髪にすると、側頭部や襟足の黒々とした部分と薄毛部分の差が目立ってしまいます。 思いきって坊主にすれば、刈り上げた部分の地肌が自然に透けて見えるため、薄毛部分を目立たなくできます。
育毛しやすい
育毛剤は頭皮・毛根に浸透させることを前提とした商品が一般的です。坊主ヘアであれば育毛剤が頭皮に届きやすい上、髪を引っ張らずに頭皮マッサージがしやすくなります。じっくり凝りをほぐして血行を促進できる他、ワックスやスプレーなどが不要になって頭皮へのダメージも抑えられるでしょう。
お財布に優しい
坊主ヘアならバリカンを使って整えやすいため、ハサミが必要なヘアスタイルに比べてセルフカットが容易です。セルフカットには慣れが必要ですが、上達すれば美容室・理容室のカット代がかかりません。
また、シャンプーやスタイリング剤を使う場合も少量で済み、経済的です。浮いたお金を育毛剤やAGA治療など、その他のヘアケアに回しやすくなります。
頭皮の汚れをしっかり落とせる
長髪の場合、「髪を洗って頭皮を洗えていない」「シャンプーや汚れのすすぎ残しが出る」といった問題が起こりがちです。
その点、坊主ヘアなら直接頭皮を洗いやすく、すすぎ残しも減るでしょう。毛穴の目詰まりが起こりにくくなり、無理をしてゴシゴシと洗う必要もなくなるため、頭皮環境の改善につながります。
爽やかな印象を与えられる
長髪でM字ハゲをカバーしようとすると、前頭部の髪が薄く、側頭部や後頭部の髪は重くなりがちです。前髪の状態を気にし過ぎるあまり、髪全体のバランスが偏り、整っていないマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。
側頭部や後頭部を刈り上げてすっきりさせ、額もオープンにすることで、清潔感が生まれます。思い切って坊主ヘアにすると、前向きで爽やかな印象に変えられることもポイントです。
M字ハゲの人が坊主にする際の注意点
坊主ヘアにすることでM字ハゲのさまざまな悩みを解消できる可能性がありますが、いくつかの注意点もあります。具体的には、紫外線による頭皮トラブルのリスクが増すこと、こまめなカットが必要なことです。人によっては、怖い印象を与える見た目になってしまうこともあるでしょう。
紫外線が直接当たってしまう
頭髪には「紫外線によるダメージから頭皮を保護する」という重要な役割がありますが、坊主ヘアでは保護機能が弱まってしまいます。
その結果、「頭皮が露出した部分に赤みや痛みが生じる」「強い乾燥状態になった頭皮がむける」といった頭皮のトラブルを招くことがあります。また、脂漏性角化症やシミなど、紫外線を原因とする皮膚疾患にも注意しなければなりません。
2週間に1度はメンテナンスが必要
髪が伸びる早さは個人差がありますが、一般的に1日で約0.4mm、1か月で約1cm伸びるとされています。坊主ヘアは髪の短い部分が数mm程度であるため、少し伸びただけで不格好に見えてしまうことは注意点です。
放置すると次第に刈り上げた部分が黒々としていき、薄毛部分との差が目立つようになります。このため1~2週間に1度はセルフカットするなど、こまめなケアが必要です。
強面になってしまう
柔らかい印象のあるミディアムヘアなどと異なり、スキンヘッドに近いヘアスタイルは威圧感が出やすいことも注意点です。骨格や眉毛の形状、眉間のシワや顔の表情が際立つことで、人によってはいかつい印象になってしまいます。
坊主ヘアにもさまざまなスタイルがありますが、自身の雰囲気に合ったアレンジをすることが大切です。また頭部の形状や傷も目立つため、どの部分を何mmにするかなど、細かい調整が必要になる場合もあります。
M字ハゲに合う坊主は何ミリ?カットのポイント
M字ハゲの方は髪を5mm程度にすると髪の黒色と頭皮の肌色のバランスが良く、「おしゃれに刈り上げている」という印象を与えられるでしょう。とはいえ髪の密度は個人差がありますので、密度が濃い場合は3mm、逆に薄ければ7mmにするなど、バリカンの刃の長さを変えて仕上がりの風味を調整してみてください。
なお、坊主ヘアのスタイルは意外に多いため、単純な丸坊主にする必要はありません。王道スタイルとしては、トップにボリュームを持たせてサイドと襟足はすっきりさせる「おしゃれ坊主」がおすすめです。
M字ハゲにも似合う!おしゃれ坊主なヘアスタイル
自身の雰囲気や頭部の形状によって、おしゃれに見せられる髪型は異なります。おしゃれな坊主ヘアとしておすすめできるのは、スキンフェード坊主やソフトモヒカン坊主です。刈り上げがイメージに合わなければ、ツーブロックを取り入れるのもよいでしょう。
スキンフェード坊主
スキンフェード坊主は、耳元・襟足から頭頂部に向かって、0mmからグラデーションをかけて刈り上げるヘアスタイルです。こめかみ辺りまで大胆に刈り上げることで、M字ハゲが目立たなくなります。
トップを長めに残しておしゃれ感を出しつつ、若々しさやワイルドさを演出しやすいこともポイントです。ひげとも好相性で、髪型と輪郭をまとめてアレンジしたい方にも向いています。
ソフトモヒカン坊主
ソフトモヒカン坊主は、サイドや襟足を刈り上げつつ、頭部に三角形のシルエットを作るヘアスタイルです。長めに残した髪をまとめたり立ち上がらせたりして、トップに視線が集まりやすい効果を生みます。頭部の形状を目立たせなくする効果も見込めるでしょう。
トップに髪を寄せると内向きの毛流れができるため、斜め上から額側に下ろして薄毛部分をカバーするのも自然です。アレンジ次第で爽やかさも出しやすく、短髪でいかつい印象になちがちな方にもおすすめできます。
ツーブロック坊主
刈り上げ部分とそうでない部分の「傾斜」を作るのが刈り上げ、「段差」を作るのがツーブロックです。ツーブロック坊主は黒々とした部分との境界が際立つため、M字ハゲの印象をぼかしつつ、「ヘアスタイルに気を遣っている」というおしゃれ感を演出できます。
ソフトモヒカンと組み合わせてスポーティーさを出すことも、トップを重めに残して品の良さを出すこともできます。
M字ハゲの人が坊主にすると失敗する?似合わない原因と対策
思いきって坊主ヘアにしたのに、「思ったより似合わなかった」と後悔する方もいます。坊主ヘアは頭部の形状が目立ちやすいため、向き・不向きがあることは否めません。どうして似合わないのか、具体的な原因と対策を解説します。
M字ハゲの人が坊主にしたときの失敗例
格好良い坊主頭の人を見かけて「これだ!」と思って坊主にしたけど、余計にハゲが目立って失敗した……というケースは珍しくありません。また、
- 思った以上に怖い印象になってしまった
- はげている箇所がより目立つようになってしまった
- おしゃれな坊主を目指していたのに垢抜けない感じになった
- スーツや他のファッションが似合わなくなった
このような声が上がるのも事実なので、勢いで坊主ヘアにするのは要注意です。M字ハゲの方が中途半端に坊主にしても、はげている頭皮がさらに目立つ可能性も大いにあります。
坊主が似合わない原因
M字ハゲの方が坊主にして似合わない最も大きな理由は「頭の形」です。とはいえ、自分の頭の形を意識している方や把握している方は多くないでしょう。坊主にして初めて自分の頭の形を知ることがほとんどではないでしょうか。
頭の形が「左右非対称」や「後頭部が絶壁」な方は、普通に坊主にしても「失敗した!」と思うことが多いようです。
似合わない坊主にならないように、事前に頭の形を確認してから坊主にすると失敗する確率が下がります。勢いで坊主にせず、必ず頭の形を確認してからにしましょう。
坊主にするときのポイントを詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。
坊主が似合わないときの対策
出典 https://beauty.biglobe.ne.jp/salon/hair_style/detail-L039947168
坊主が似合っているなら問題ないのですが、そうでないなら元の状態よりコンプレックスが増すかもしれません。しかし、自分が気にしているほど、周りの人は気にしていない場合が多いです。つまり、気にし過ぎる必要はないといえます。 M字ハゲや坊主をネタにして笑いを取りにいく人を見習うのもよいでしょう。また、眼鏡などのアイテムを取り入れて、頭から視線をそらすように工夫するのもよいでしょう。ファッション性が高い眼鏡なら、おしゃれ感も演出できます。
また、ひげを伸ばすのもおすすめの方法です。ワイルドで男らしい印象を与えられるでしょう。
ただし、ひげにも顔に似合う・似合わないがあります。自分にはどんなひげが似合うのか、しっかりと確認することが大切です。
坊主以外の選択肢も!M字ハゲにおすすめの髪型
「坊主ヘアは似合わないかも……」という方には、パーマやクルーカット、オールバックもおすすめできます。いずれのヘアスタイルも、刈り上げやツーブロックを取り入れることで、M字ハゲの悩みを解消しやすくなるでしょう。クルーカットは基本的に短髪ですが、パーマやオールバックはミディアムヘアにも無理なく対応できます。
パーマ
スパイラルパーマやツイストパーマなどのデザインパーマにより、M字ハゲを自然にカバーするスタイルもおすすめです。髪にランダムな動きができ、空気を含むことで、全体的にふんわりとしたボリューム感を出せます。
サイドと襟足を刈り上げるかツーブロックにすると、だらしなさをなくし、スタイリッシュにキマるでしょう。長髪を生かしやすいため、なるべく髪を切りたくない方にもおすすめです。
クルーカット
クルーカットは、サイドと襟足を刈り上げ、トップをやや長めに残したヘアスタイルです。トップも短く刈り上げるスタイルや角刈りに近いスタイル、サイドがかなり短くなる七三分けなど、さまざまなアレンジがあります。
側頭部・後頭部にフェードを入れ、親しみやすさやおしゃれ感を出したスタイルも人気です。前髪を長めに残してサイドに流すと、前頭部に盛り上がりを作るとともに毛先をM字ハゲの部分にかけることもできます。精悍さと爽やかさを兼ね備えた仕上がりになるため、ビジネスシーンに合わせやすいこともポイントです。
オールバック
オールバックは品や色気を出しやすいスタイルです。トップの髪を長く残し、後頭部側に撫で付けるように流します。
サイドや襟足は刈り上げまたはツーブロックにして、黒々としたトップとの差を強調するスタイルがおすすめです。M字ハゲでもトップにボリューム感のある毛流れが自然に作れるため、薄毛の印象をぼかしつつ上品なおしゃれ感を強調できます。
まとめ
M字ハゲの方が坊主ヘアにすると、薄毛を目立たせなくしつつ、おしゃれ感を演出できます。しかし髪型を変えることに不安がある方もいるでしょう。
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