M字ハゲは遺伝する?見分け方と代表的な原因・対策を紹介

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

生え際が後退し、額が広がることで、正面から見たときにアルファベットの「M」の形に見える状態をM字ハゲと呼びます。家族にM字ハゲの人がいると、自分も遺伝するのではと不安に感じる方も多いでしょう。

この記事では、M字ハゲと遺伝の関係、進行する主な原因、対処法について解説します。自分の状態を正しく知ることで、適切な対策を取るための参考にしてください。

M字ハゲと富士額は間違いやすい

生え際の状態を念入りにチェックしている1人の男性
昔から生え際がM字ハゲのように見えるなら富士額の可能性が高い

M字ハゲと間違えやすいもののひとつに、「富士額」があります。どちらも生え際がアルファベットの「M」の形に見えますが、M字ハゲは生え際が後退してできるのに対し、富士額は生まれつきの特徴です。

ここでは、M字ハゲと富士額の違いについて解説します。正面から見たときに生え際がM字に見えて気になっている方は、自分がどちらに当てはまるのか確認してみましょう。

【富士額】生まれつきの生え際の状態

富士額も正面から見るとM字に見えますが、生え際の後退によるものではなく、先天的な特徴です。そのため、生まれつき生え際がM字やハート型のように見える場合は、富士額の可能性が高いでしょう。

富士額とM字ハゲを比べると、生え際の形に違いが見られることが多いですが、個人差があるため判別が難しい場合もあります。そのため、M字ハゲと勘違いしやすいといえるでしょう。

【M字ハゲ】生え際が徐々に後退してできた状態

M字ハゲは薄毛が進行し、生え際が後退することでM字に見えるようになった状態です。富士額とは異なり、後天的に発生するものであり、主に遺伝やホルモンの影響が関係しています。そのため、家族に薄毛の人がいる場合は、発症リスクが高まる可能性があります。

M字ハゲは進行性のため、薄毛が気になり始めたら、早めに原因に応じた対策をとることが大切です。富士額より生え際の角度が急になる傾向があるため、生え際の変化が気になる場合は、定期的に観察するとよいでしょう。また、前髪の量が減ってきたと感じる方も注意が必要です。

M字ハゲが遺伝しているかチェックする際のポイント

一部に赤チェックが入ったチェックリスト
M字ハゲが疑われるなら昔の写真と見比べてチェックしよう

M字ハゲは、主に遺伝やホルモンの影響で進行する薄毛の一種です。ここでは、M字ハゲに遺伝が関与しているかを確認するための2つのポイントを紹介します。また、富士額とM字ハゲを見分ける方法についても解説します。

親族にM字ハゲの人がいるか

親族にM字ハゲの人がいる場合、遺伝が関与している可能性があります。ただし、薄毛の進行には生活習慣やホルモンバランスなどの後天的な要因も影響するため、遺伝だけが原因とは限りません。

親族にM字ハゲの人がいない場合でも、生活習慣やホルモンバランスの影響で発症することがあります。頭皮環境の悪化や栄養不足が関与している可能性もあるため、薄毛の進行を防ぐために適切なケアを行うことが大切です。

なお、富士額も遺伝によって受け継がれる特徴のひとつです。親族に富士額の人が多い場合、自分も富士額である可能性が高いでしょう。

昔の写真と見比べて変わったか

昔の写真が残っているなら、一度見直してみるとよいでしょう。昔から生え際の形がM字に見える場合、富士額の可能性があります。ただし、髪の量や生え際の状態には個人差があるため、気になる場合は専門家に相談するのもよいでしょう。

一方、昔と比べて生え際が後退している、または以前はM字に見えなかったのに最近M字が目立つようになった場合、薄毛の進行によるM字ハゲの可能性があります。ただし、一時的な抜け毛の影響や髪型の変化による見え方の違いも考えられるため、慎重に判断することが重要です。

遺伝の有無にかかわらずM字ハゲか判断するためのポイント

頭皮をマッサージしている男性
M字ハゲが心配なら生え際の状態を細かくチェックしよう

元々富士額であった方でも、M字ハゲを発症することがあります。早い段階で薄毛の進行に気付くには、注意深い観察が欠かせません。ここでは、M字ハゲが進行した場合に見られる主な症状を4つ紹介します。

抜け毛が多いか

薄毛が進行すると抜け毛が増えます。抜け毛自体は生理現象のひとつですが、通常は1日あたり50本~100本程度です。この水準を大幅に超える場合は、薄毛の進行や脱毛症などの原因が隠れている可能性があるでしょう。

抜け毛の本数をカウントするのは難しいため、シャンプーやブラッシング後に抜け毛の量をチェックしましょう。「以前より明らかに増えた」と感じたら要注意です。

生え際の髪が細くなっているか

髪質の変化も薄毛やM字ハゲ進行のサインです。特に生え際の髪と周りの髪を比較した際に、毛量が減少したと感じる場合は、M字ハゲの可能性が高いといえます。また、切れ毛がよく見られる状態も、髪の強度が低下しているため注意が必要です。

M字ハゲは生え際が徐々に後退するタイプの薄毛なので、生え際の状態に注目することである程度判断できます。よく観察し、徐々に後退していたり生え際の髪が産毛のように弱くなっていたりするなどの問題が見られたらM字ハゲを疑いましょう。

おでこが広くなったか

M字ハゲが進むとおでこが徐々に広くなります。緩やかに後退していくため、ある程度進行するまで気付かないこともあるでしょう。

一般的に「おでこのしわの一番上から生え際までの距離が指2本分を超える」とM字ハゲであるといわれています。元々富士額だった方も、上記の水準を超えて生え際が後退している場合はM字ハゲを疑いましょう。

遺伝以外にM字ハゲが進行する主な原因

頭髪を気にして詳しくチェックしている男性
M字ハゲの原因はさまざま

額の両側から徐々に進行し、最終的に広範囲に広がるのがM字ハゲの特徴です。M字ハゲが進行する背後にはさまざまな原因があります。

ここでは、主な原因として考えられる3つの要素を見ていきましょう。原因には先天的なものと後天的なものの両方があります。

不規則な生活習慣

不規則な生活習慣によって頭皮の環境や髪質が悪化するケースもあります。薄毛につながりかねない生活習慣の具体例は以下の通りです。

  • 暴飲暴食など栄養バランスの乱れによる髪質低下
  • ストレスによる頭皮の血行不良
  • ホルモンバランスの乱れによる毛母細胞の機能低下

生活習慣の乱れを自覚しているなら、いち早く改善することをおすすめします。自覚していない場合でも、この機会に自分の生活を振り返ってみるとよいでしょう。改善点が見つかることもあるためです。

牽引性脱毛症

毛根に強い力が継続的にかかることで発症するのが、牽引性脱毛症です。オールバックのヘアスタイルをしている方、カチューシャやヘアゴムを常に使用している方は要注意といえます。

牽引性脱毛症が疑われたら、髪をまとめたり引き上げたりすることを止めてみましょう。思い切ってヘアスタイルを変えてみるのも一案です。

AGA(男性ホルモン型脱毛症)

M字ハゲを含めて薄毛が進行している場合、AGAの可能性があります。AGA(Androgenetic Alopecia)は、進行性の男性型脱毛症の一種です。

AGAは、ジヒドロテストステロン(DHT)の影響で髪の成長サイクルが短縮され、細く短い髪が増えていくのが特徴です。その結果、徐々に髪のボリュームが減少し、生え際や頭頂部の薄毛が目立つようになります。

AGAの進行を抑えるには、できるだけ早く治療を開始することが重要です。特に、ジヒドロテストステロン(DHT)の影響を抑える治療は、有効な方法のひとつとされています。「最近、髪が薄くなってきた」と感じたら、早めに医療機関に相談することをおすすめします。

遺伝の有無を問わずM字ハゲは早めに対策を

机の上に置いてあるブラシとヘアケアアイテム
M字ハゲに気付いたらすぐに対処してさらなる進行を遅らせよう

M字ハゲを含めた薄毛が進行していることに気付いたら、速やかに対策することが重要です。可能な限り早めに対策することで、症状が進行する速度を遅らせられます。ここからは、M字ハゲ対策の具体例を4つ見ていきましょう。

頭皮ケアを見直す

頭皮の洗浄不足や乾燥などが原因と考えられる場合は、頭皮ケアを見直しましょう。シャンプーのやり方を変えて念入りに洗浄したり、刺激が少ないヘアケアアイテムを使用したりしてみてはいかがでしょうか。洗浄後はきちんとシャンプーを洗い流し、すすぎの残しがないように意識することも大切です。

髪の乾かし方も重要です。自然乾燥すると雑菌が繁殖して頭皮環境が悪化するため、短い時間でドライヤーを使用して乾かしましょう。ドライヤーを短い時間で使用するほうが頭皮や髪によい理由は次の通りです。

  • 乾燥の防止:ドライヤーの熱により髪や頭皮から水分が奪われるため、長時間使用は過度な乾燥による髪の強度低下や頭皮の乾燥によるかゆみやフケの原因となる
  • 熱ダメージの軽減:過度な熱を長時間当て続けると髪のタンパク質構造が損傷し、髪が弱く、切れやすくなって枝毛や切れ毛の原因になる
  • 色落ちの予防:染めた髪は熱によって色落ちしやすくなるため、ドライヤーを短時間で使用することで、色の持続性を保てる

また、必要に応じて育毛剤やサプリメントを試してみるのも方法のひとつです。頭皮の乾燥がひどい場合は、保湿剤の使用も欠かせません。

生活習慣を整える

不規則な生活習慣が原因でM字ハゲが進行している可能性が高いなら、速やかに生活習慣を見直しましょう。

  • 十分な睡眠時間を確保する
  • 暴飲暴食はしない
  • 食事の栄養バランスを見直す
  • 趣味に取り組んでストレスを解消する

どれが原因かよく分からない場合は、「全てやってみる」ことをおすすめします。健康でストレスのない生活は、ホルモンバランスを適切に保てる上、血流の改善・栄養の摂取・抗酸化作用・炎症の軽減などをもたらします。薄毛の進行を遅らせる有効な手段といえるでしょう。

AGA治療を受ける

AGAが原因でM字ハゲになっている場合、さらなる進行を遅らせるには医療処置が必要です。そのため、すでにAGAが疑われる場合は、薄毛治療を取り扱うクリニックを受診するのがおすすめです。

一般的には加齢に伴って発症率が上昇しますが、若年層の患者も少なくなく、誰でもAGAになる可能性があります。

ただし、AGAの完治は難しく、現状は「進行を止める」または「遅らせる」処置を受けます。また、AGAに用いるミノキシジルやフィナステリドなどの治療薬を中止すると、薄毛の状態が治療前の状態に戻るリスクがあるため、持続的な治療が推奨されます。

なお、薄毛治療の費用は治療方法やクリニックにより異なり、外用薬や内服薬の医療費は比較的手頃ですが、長く続けると費用の負担が大きくなります。また、植毛などの増毛治療の一部は高額になりがちです。

髪への負担が少ないヘアスタイルに変える

数ある原因の中でも牽引性脱毛症が疑われる場合は、頭皮の負担が少ないヘアスタイルに変更しましょう。薄毛に精通した美容師や理容師なら、負担を軽減しつつM字ハゲを目立たなくできるヘアスタイルを提案してくれます。

顔の形やファッションによって似合う・似合わないヘアスタイルがあるため、自分に合うものは何かプロに相談してみるとよいでしょう。

M字ハゲが目立たない!おすすめの髪型5選

美容室でカットしてもらっている男性と美容師の女性
髪型を工夫すればM字ハゲを目立たなくするのは可能

M字ハゲに悩んでいる方に向けて、M字部分を目立たくできるおすすめのヘアスタイルを紹介します。自分に合いそうなものを探して試してみましょう。基本的に、M字ハゲを目立たせないようにするにはショートスタイルをベースにするのがおすすめです。

スポーツ刈り

短めのスポーツ刈りにした男性

スポーツ刈りは、サイドを短く刈り上げつつトップをやや長めに残したヘアスタイルの総称です。スッキリした印象に仕上がり、全体的に短くまとめることで生え際に注目を集めにくいのが特徴です。

サイドをスキンフェードにする、ツーブロックにする、トップに向けて徐々に長くしてグラデーションにするなど、アレンジも楽しめます。

グラデーション坊主

グラデーション坊主はバズカットの一種です。サイドをスキンフェードに刈り上げ、トップに向けて徐々に長くするヘアスタイルを指します。トップに向けて徐々に長くなる様子がグラデーションに見え、一般的なバズカットに比べると印象的といえるでしょう。

単純なバズカットは全体的に短く刈り上げるため、どうしてもシンプルな印象になりがちです。そのため、ある程度の個性を演出したいと考えている方にはグラデーション坊主がおすすめといえます。

グラデーションを付けるとはいえ全体的に短くまとめることは変わりません。従って、薄毛が進行している部分とそうでない部分の差が少なくなり、M字ハゲが目立ちにくくなります。

刈り上げベリーショート

ベリーショートにカットした中年男性

サイドを短く刈り上げてトップを残し、前髪を立ち上げてセットするのが刈り上げベリーショートです。サイドはスキンフェードに刈り上げることも多く、シンプルかつワイルドな印象を与えられます。

サイドとトップのメリハリが付くことで、生え際に目が留まりにくくなるでしょう。複雑なスタイリングは不要なので、日々の手入れやセットに時間がかからないのもメリットです。

ツーブロック

サイドを大胆に刈り上げトップに無造作感を出したショートカットの男性

全体を特定のラインで2つのブロックに分け、ラインを境に長さに変化を付けるのがツーブロックです。M字ハゲを目立たなくするには、トップを長めに残しつつ、サイドを短くまとめるとよいでしょう。

さらに、ツーブロックとアップバングやオールバックを組み合わせるなどのアレンジもおすすめです。人気が高いために見かけることが多いものの、自分ならではのアレンジを施すことで、より似合うヘアスタイルになります。

ショートレイヤーアップバング

トップを短くまとめて段差を付けるように長さを変化させるヘアスタイルを、ショートレイヤーと呼びます。ショートレイヤーを基本としつつ、前髪を上げるアップバングを組み合わせたのがショートレイヤーアップバングです。

ナチュラルなイメージに仕上がり、スタイリング剤を使用することでさまざまなアレンジが可能です。M字ハゲを目立たなくさせるには、前髪に動きを付けるのがポイントです。

M字ハゲで悩んだら専門家に相談しよう

生え際の後退が始まっている男性の頭髪
M字ハゲでも治療すれば改善を期待できる

M字ハゲに悩んでいるなら、さらなる進行を防ぐためにも、できるだけ早く専門家に相談することが大切です。ここでは、相談先としてクリニックと美容室の2つを紹介します。目的に応じて適切な相談先を選ぶことが重要です。クリニックではAGAの診断や治療を受けられ、美容室ではヘアスタイルによるカバー方法を相談できます。

AGA治療を扱うクリニックへ

AGAが疑われる場合は、AGA治療を行っているクリニックに相談しましょう。クリニックでは診察を受けることで、自分の薄毛がAGAによるものかどうかを確認できます。

AGAと診断された場合は、状況に応じて専門的な治療を受けることが可能です。AGAは進行性のため、治療が遅れると対策の選択肢が限られる可能性があります。できるだけ早く相談することが大切です。

薄毛対策に特化した美容室へ

クリニックで薄毛治療を受けても、すぐに効果が現れるわけではありません。薄毛になっている部分が再び発毛するまでには時間がかかり、進行を遅らせることが主な目的となるケースもありますが、治療法によっては発毛を促すことも可能です。

そのため、クリニックでの治療と並行して、見た目をカバーする方法を美容室で相談するのも有効です。薄毛対策を扱っている美容室では、M字ハゲの状態に応じて目立ちにくいヘアスタイルの提案・施術を受けられます。また、エクステやウィッグを活用することで、髪のボリュームを補い、自然にカバーすることも可能です。

さらに、頭皮や髪のコンディションを整えるための頭皮ケア・ヘアケアが受けられるのも大きなメリットです。プロの力を借りることで、薄毛をより自然に目立たなくできるため、一度相談してみるとよいでしょう。

M字ハゲのカットならスヴェンソンがおすすめ

M字ハゲを含めた薄毛が気になり、ヘアスタイルに悩んでいる方は専門家に相談するのがおすすめです。薄毛対応に力を入れているサロンに相談することで、M字ハゲを目立たなくしつつ自分に似合うヘアスタイルを探せます。

薄毛対策を専門に扱っているスヴェンソンでは、プライバシーを確保した環境で薄毛対応のプロがヒアリングを担当します。他人の目を気にすることなく、M字ハゲの悩みを安心して相談できるのは大きなメリットです。スヴェンソンの「デザインカット」なら、一人ひとりの骨格に合わせ、自毛を活かしたヘアスタイルで薄毛を目立たなくしてくれます。

頭皮ケアも提供しているため、頭皮環境から薄毛を改善したいと考えている方は、近くのスヴェンソン店舗に併せて相談してみるとよいでしょう。髪と同じ成分を特殊コーティングで閉じ込めて髪を太くする「ヘアライズⓇ」などもあります。

スヴェンソン「初回限定価格・体験について」の詳細を知りたい方は以下からチェックできます。

まとめ

頭皮をケアしている男性の後ろ姿
生まれつきでないM字ハゲはすぐに対策することが薄毛を防ぐ鍵

M字ハゲは、薄毛の進行によって生じる症状のひとつで、基本的には後天的なものです。ただし、生まれつきの富士額と見分けがつきにくいため、自分の状態がM字ハゲなのか判断が難しい場合は、専門家に相談するとよいでしょう。

相談先に迷っている方には、薄毛対策に幅広く取り組んでいる美容室・スヴェンソンがおすすめです。薄毛を目立たなくするヘアスタイルの提案・施術に加え、頭皮ケア・ヘアケア・増毛サービスなどを提供しています。総合的な薄毛対策を考えている方に適しているため、一度相談してみてはいかがでしょうか。

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