薄毛が目立たない髪型とは?意識したいポイントとスタイリングのコツ
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薄毛が目立たない髪型とは?意識したいポイントとスタイリングのコツ薄毛が気になり始め、髪型で工夫して目立たなくしたいと考えている方も多いでしょう。薄毛をカバーする髪型といっても、種類はさまざまです。それぞれの特徴を理解し、自分に合ったスタイルを選ぶことが大切です。
この記事では、薄毛に悩む方におすすめの髪型を10種類紹介します。また、避けたい髪型についても解説するので、後悔しないように事前にチェックしてみてください。
薄毛を目立たなくする髪型のポイント
全体的な毛量の減少や生え際の後退など、薄毛に伴う症状に悩んでいる方に向いている髪型とはどのようなものなのでしょうか。
以下では、薄毛が目立ちにくい髪型に共通するポイントを紹介します。あえて生え際を強調したりスタイリングを工夫したりするなど、薄毛を自然に目立たなくする方法はさまざまです。
ショートヘアを基本にする
薄毛が気になる方には、ショートヘアがおすすめです。ショートヘアはセットが簡単で、ワックスやグリースを使って髪を立ち上げることで、手軽にボリュームを出すことができます。髪の量が多い部分と少ない部分の差が目立ちにくく、薄毛をカバーしやすいのが特徴です。
ただし、ショートヘアにもさまざまなスタイルがあるため、どの部分の薄毛が気になるかによって適した髪型が変わります。
生え際を強調する
生え際が後退している場合、隠そうとするのではなく、あえて強調するスタイルが効果的です。前髪を下ろして隠そうとすると、隙間から地肌が見えて、逆に薄毛が目立つことがあります。特に前髪は目立ちやすいため、注意が必要です。
前髪を短く切りそろえ、生え際を強調することで、薄毛が目立ちにくくなります。ただし、生え際の後退が大きい場合は、全体的に短く整える方が効果的です。
トップの毛量を多めにする
生え際や頭頂部の薄毛が気になる場合は、トップにボリュームを持たせ、根元を立ち上げるスタイリングが有効です。トップの毛量を少なくしたり、重たいスタイリングにすると、かえって薄毛が目立ちやすくなるため注意しましょう。
さらに、サイドを短く整えることでトップに視線が集まり、薄毛が目立ちにくくなります。前髪、サイド、襟足を短めにしつつ、トップにボリュームを出すのが、薄毛をカバーする基本です。
薄毛が際立つNGな髪型の特徴
髪型やスタイリング次第では、薄毛がかえって目立ってしまうことがあります。以下では、薄毛隠しに向かない髪型に共通する2つの特徴を紹介します。なぜこれらの髪型が適していないのかを理解し、正しい方法で薄毛を目立たなくするようにしましょう。
ロングヘア
薄毛を隠すために髪を伸ばすことを考える方もいるかもしれませんが、ロングヘアは逆効果になりがちです。髪が長くなると、隙間から生え際や頭頂部の地肌が見えやすくなり、かえって薄毛が目立つ原因になります。
さらに、髪が長いと重さでボリュームを出しにくく、スタイリングで根元を立ち上げても時間が経つと重力でボリュームが落ちやすくなります。そのため、薄毛をカバーするには、ロングヘアよりもショートヘアを基調とし、薄毛部分に視線が集まらないようにすることをおすすめします。
生え際を不自然に隠そうとしている
薄毛を無理に隠そうとすると、逆に目立つことがあります。特に生え際が後退している場合、前髪を下ろして隠そうとするのはよくある方法ですが、髪の隙間から地肌が見えると、かえって後退した生え際が目立ちやすくなります。
また、サイドや襟足のボリュームを増やして薄毛を隠そうとするのも逆効果です。生え際や頭頂部が薄い場合、サイドや襟足との毛量の差が強調され、結果として薄毛が目立つ原因となります。
薄毛に悩んだときにおすすめの髪型10選
自分の好みや薄毛が進行している部分によって、適した髪型は異なります。以下では、薄毛を目立たなくする上でおすすめの髪型を10種類見ていきましょう。薄毛に悩んでいる方は、この機会に自分好みの髪型がないか探してみることをおすすめします。うまく薄毛を隠しつつ、さまざまなヘアスタイルを楽しみましょう。
ベリーショート
前髪やサイド・襟足を短く切りそろえつつ、トップにボリュームを出した髪型をベリーショートと呼びます。前髪はおでこを出して生え際が見える程度に、サイドは耳にかからない程度に切りそろえる髪型です。
ベリーショートは生え際の形をそのまま生かせるため、生え際が薄くなっていたり後退していたりする場合に向いています。また、トップのボリュームを多めにすれば、根元を立ち上げるようにスタイリングして頭頂部の薄毛を目立たないようにできるのも特徴です。
ショートレイヤー
ショートヘアをベースにした髪型のひとつにショートレイヤーがあります。ショートレイヤーは、外側の髪を短くしつつ内側に向かうにつれて長くすることで段差を付けた髪型で、トップのボリュームを残しつつ、生え際を軽くできるのが特徴です。
そのため、トップを立ち上げたり前髪を流したりするようにスタイリングすることで、薄毛が目立たなくなります。ヘアアレンジの幅も広く、髪型に変化を付けたい方にもおすすめです。
ツーブロック
生え際の後退に悩んでいるのであれば、ツーブロックを検討するとよいでしょう。ツーブロックはトップを長めにしつつ、サイドは耳のやや上あたりから下の部分を短くした髪型です。長めにしている部分と短くカットした部分に段差があり、2つのブロックに分かれていることからツーブロックと呼ばれています。
おでこを見せつつトップのボリュームを残しているため、立ち上げるようにスタイリングすれば生え際の後退を目立たなくできます。頭頂部が薄くなっている場合も目立ちにくいでしょう。
ソフトモヒカン
トップおよびその周辺のボリュームを多めにし、サイドや襟足を刈り上げて短くそろえた髪型がソフトモヒカンです。長く残した部分をトップに集めるようにスタイリングすると、正面から見たときに三角形に見えるのが特徴といえます。
根元を立ち上げつつ前方向に流し、頭頂部のボリュームを出すようにスタイリングすれば、生え際や頭頂部の薄毛が目立ちにくくなるでしょう。
アップバング
前髪を全体的に立ち上げ、おでこや生え際を強調した髪型をアップバングと呼びます。生え際を強調することで薄毛や後退を目立たなくでき、同時にトップのボリュームを出せるのが特徴です。また、アレンジの幅も広いため、さまざまなヘアスタイルを試せるのもメリットといえるでしょう。
スタイリングするときは前髪を立ち上げてワックスで固定し、重力に負けてボリュームダウンしないようにセットします。サイドはボリュームが出過ぎないようにするため、髪の生え方に合わせて流すとよいでしょう。
ランダムパーマ
サイドや襟足を短くカットし、その他の部分にパーマをかけてボリュームを出すのもおすすめです。パーマをかけた部分はワックスやグリースで動きを付け、柔らかい印象に仕上げます。
全体的に動きを付けてボリュームアップすることで、生え際や頭頂部の薄毛が目立たなくなるのが特徴です。ベリーショートやツーブロックといった定番の髪型以外で薄毛を目立たなくしたいと考えている方に向いています。
七三分け
前髪を7:3の割合で分け、左右非対称の形にセッティングする七三分けも薄毛に悩む方におすすめの髪型です。一定のラインを基準にして左右に分けることで前髪や頭頂部をボリュームアップできるため、生え際の後退や頭頂部の薄毛が目立たなくなります。
スタイリング時は保持力が強いワックスやグリースを使用して分け目を作り、崩れないようにするとよいでしょう。同じ七三分けでもサイドの長さやヘアカラーの有無で大きく印象を変えられるのも特徴です。ヘアアレンジを楽しみたい方にも向いています。
スパイクショート
薄毛で全体的なボリュームが減少しているのであれば、スパイクショートがおすすめです。スパイクショートは襟足やサイドを短く刈り上げつつ、トップは束感が出るように立ち上げる髪型を指します。
髪をまとめて立ち上げてさまざまな方向に流すことで、全体的にボリュームアップできるのが特徴です。毛量が少なくてもある程度カバーでき、全体的な薄毛が目立たなくなります。同時に前髪を立ち上げておでこを出せば、生え際の後退もカバーできるでしょう。
坊主スタイル
全体を短く刈り上げて長さをそろえる髪型が、坊主スタイルです。全体的に短くするため一部が薄くなっていたり生え際が後退していたりしても、目立ちにくくなります。複雑なスタイリングを必要とせず、日頃の手入れに手間がかからないのもメリットといえるでしょう。
一言で坊主スタイルといっても、刈り上げる長さによって全体的な印象が変わります。薄毛で悩んでいるのであれば、5mmを基準にしつつ自分に合った長さを探してみるとよいでしょう。
刈り上げ+ショート
サイドの薄毛が進行していて悩んでいる方には、刈り上げて短く整えるのがおすすめです。刈り上げた部分は薄毛で毛量が少なくなっていても、視線が集まらないため目立ちにくくなります。
サイドを刈り上げて短く整えつつ、トップに向かうにつれて徐々に長くするとよいでしょう。サイドだけでなく全体的な薄毛に悩んでいる場合も、トップに髪を集めるようにスタイリングしてボリュームアップすれば、目立ちにくくなります。
薄毛を目立たなくするスタイリングのコツ
自分に合った髪型を見つけたら、スタイリング方法にも注目しましょう。工夫次第で、薄毛をより目立たなくすることができます。以下では、効果的なスタイリングのために意識したい3つのポイントを紹介します。スタイリングに悩んでいる方は、この機会に一度確認してみてください。
軽めのスタイリング剤を使用する
髪型によって適したスタイリング剤は異なりますが、基本的には軽い使用感のものを選ぶのがポイントです。重いスタイリング剤は髪が重力で押され、ボリュームが減少して薄毛が目立ちやすくなります。
パウダータイプのワックスやミスト、ヘアスプレーを中心に使うとよいでしょう。アップバングなど、髪を立ち上げたいスタイルでは、必要に応じて固定力の高いグリースを使うのも効果的です。
スタイリング剤を使う際は、量を控えめにし、地肌に付かないよう意識することが大切です。軽い剤でも使い過ぎると髪が重くなり、結果的にボリュームが失われてしまいます。
さまざまな方向に流す
パーマや無造作ヘアを取り入れる場合、髪をランダムに流すスタイリングがおすすめです。一方向に流すよりも薄毛が目立ちにくく、崩れにくいのもこの方法の利点です。
ただし、すべての髪型にこのスタイルが適しているわけではありません。七三分けのように分け目を明確にし、一方向に流すことが求められる髪型もあります。自分の髪型に合わせたスタイリングを心がけましょう。
特に薄い場所はスプレーのみでスタイリングする
量が特に少なくなっている部分には、スプレーだけを使ったスタイリングが効果的です。ワックスやグリースを使うと髪がまとまりすぎてボリュームが減り、かえって薄毛が目立ちやすくなります。
セットを長時間キープしたい場合は、ハードスプレーで固定するとよいでしょう。スタイリングの前に細かいブラシで整え、髪を柔らかくしておくと地肌が目立ちにくくなります。
薄毛に合う髪型の相談は薄毛専門の美容室へ
薄毛や生え際の後退が気になる場合は、薄毛対策を専門とする美容室に相談するのが効果的です。これらの美容室は豊富な経験を持ち、一人ひとりの状況に合わせた最適な髪型を提案してくれます。一般的な美容室では相談しにくいと感じている方にも利用しやすいでしょう。
薄毛専門理・美容室スヴェンソンもその一つです。スヴェンソンでは、薄毛対策に特化したデザインカットを提供するだけでなく、頭皮ケアも併せて行うため、総合的なサポートを求める方に最適な選択といえます。
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まとめ
生え際の後退や薄毛が気になる方には、ショートヘアを基調にした髪型で目立たなくするのがおすすめです。トップにボリュームを持たせるようにスタイリングすることで、さらに薄毛をカバーできます。ただし、薄毛に適した髪型はさまざまな種類があるため、プロに相談しながら自分に合ったスタイルを見つけることが大切です。
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