くせ毛には種類があった!原因と改善方法について解説
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フリーライター・書評家。大阪に生まれ育ち、2010年に上京。2013年からライターとして活動開始。取材記事や書評、コラムの執筆を通し、「生き方の多様性」について考えるようになる。子どもの頃から強いくせ毛がコンプレックスで、中学生の頃から15年間縮毛矯正をあて続けていた。しかし、髪が傷み中断。ヘアケアをしつつ、髪のおしゃれを楽しみたいと思っている。
私は子どもの頃から強いくせ毛で、髪がまとまらず悩み続けていました。縮毛矯正をあててストレートにした時期もありましたが、縮毛矯正は髪の毛に与えるダメージも大きく、さらにカラーリングをすると「髪がぱさぱさだね」と周囲に指摘されるくらい傷んでしまいました。
くせ毛がなぜ広がるのかと、くせ毛を落ち着かせる方法を私の経験をもとに解説します。
【図解】くせ毛には4種類あった!
くせ毛ではない直毛は、その名のとおりまっすぐな髪の毛で、皆さんも聞いたことがあると思います。堅く太いのも特徴で、日本人の半数以上の髪の毛が直毛だと言われています。
くせ毛にも4つの種類があります。髪質が柔らかい人に多いのは、ウェーブ状の波状毛です。また、髪全体の様々な部分が縮れ、ざらっとした手触りが特徴的なのは縮毛です。生え際に特にくせが強く、ねじるような形状になっているものは捻転毛(ねんてんもう)と呼ばれています。上記どれにも当てはまらず、細かくデコボコとしているのは連珠毛と言います。
広がりやすいくせ毛の原因
くせ毛の多くは生まれつきのものです。ただ、何が原因でくせ毛が発生するのかは意外と知られていません。
くせ毛の原因で多いのは遺伝?
私の両親は直毛ですが、祖父はくせ毛でした。私は隔世遺伝によってくせ毛になった可能性が高いと思われます。
血のつながっている親族と顔や身長が似るように、くせ毛も遺伝の要素の一つと言われています。
頭皮や毛髪のダメージ
くせ毛は生まれつきの場合がほとんどですが例外もあります。ホルモンバランスの乱れや、シャンプーの添加物が頭皮につまってくせ毛になる人もいると言われています。
くせ毛が広がる原因で多いのは、乾燥から湿気に移り変わることだと考えられます。朝から「髪が広がっているな」と感じる日は、だいたい天気が良くない日や低気圧の日。髪を洗った後も髪は広がります。
湿気でくせ毛が広がるので、水をつけて落ち着かせようとしたことがあります。しかし、予想に反して髪がますます広がってしまいました。美容院のスタイリストに話を聞くと、これは乾燥が理由だそうです。
くせ毛による髪の広がりを少しでも目立たなくさせるためには、どうすれば良いのでしょうか。
くせ毛を落ち着かせる3つの方法
くせ毛を落ち着かせる方法を3つ紹介します。
ストレートアイロンを使う
最近のストレートアイロンは、マイナスイオン効果で髪をあまり傷めずに伸ばせるものが数多くあります。
伸ばしやすい形状になっているものも多く、毎朝、髪を整える時間が少ししかなくてもすばやく伸ばせるのでおすすめです。
持ち歩きできる小さめのサイズのものもあります。これであればストレスなく持ち運びができるので、時間が経つと強いくせが再び出てきてしまうような人にも向いています。
縮毛矯正をする
私は中学生の頃から美容院で縮毛矯正を始めました。当時、美容技術が現在よりも発達していなかったためか、縮毛矯正をするには半日かかることもありました。(現在は3時間程度で施術できる美容院もあります)
薬剤を塗った後、固定液を塗り、洗い流し、ドライヤーで乾かしヘアアイロンで伸ばす。多くの美容院ではこれが二度繰り返されます。
縮毛矯正のメリットは髪が真っすぐになることです。日ごろの手入れは欠かせませんが、髪が広がらなくなったのは自分の中で大きな収穫でした。
しかし、縮毛矯正をすると髪にダメージがかかってしまうことも事実です。私はシャンプーとトリートメントを工夫して、縮毛矯正の回数を減らそうとしました。
シャンプーやトリートメントを変える
さっぱり系のシャンプー・トリートメントだと広がりがあまり落ち着きません。そのため、私は季節に関係なく、しっとり系のヘアケアアイテムを使用しています。
市販のものだと効果が出づらいこともあったので、美容院専売のものやノンシリコンのシャンプー・トリートメントを使うようにしました。
目に見えて髪の広がりは落ち着き、ドライヤーをする前に洗い流さないタイプのトリートメントを使うと、次の日ヘアスタイルを整えやすくなりました。
シャンプーやトリートメントを見直してみることから始めるのが、一番手軽でおすすめです。
くせ毛を生かしたヘアスタイルって?
現在、私は縮毛矯正をかけるのをやめました。「くせ毛を生かしたヘアスタイルにしているんだ」と、私と同様にくせ毛で悩んでいた友人がアドバイスしてくれたのがきっかけです。
女性の場合
くせ毛に合った髪の長さは、ロングか短くてもミディアムだと思い込んでいました。長ければ長いほど、くせ毛がパーマのように見えると感じたからです。
しかし、美容師さんからはボブをすすめられました。「短くしたほうがおしゃれに見える」というのが理由です。
初めてボブにしたときは勇気が必要でした。やってみると、意外と自然で、周囲からも「きれいにパーマがかかっているね」と言われるようになりました。
「ストレートヘアにこだわらなければ、くせ毛のままでもかわいいヘアスタイルは実現できる」と気がついた瞬間でした。
男性の場合
男性はどうなのでしょうか。
最近は縮毛矯正をする人もいるようですが、だいたいの男性はくせ毛のまま日常生活を送っています。
ワックスで広がらないように整えつつも、最後にくしゃっと髪を遊ばせて、思い思いのヘアアレンジを楽しんでいる男性もいるようでした。
ただ、あくまでもそれはショートの場合のみです。ロングヘアにしたい男性は縮毛矯正か、せめてストレートパーマをあてて、髪を落ち着かせる必要があります。もしくは、女性と同様にストレートアイロンで日々髪を伸ばすなどで工夫もできます。
くせ毛でもできるアレンジはたくさんある
くせ毛でも、縮毛矯正やくせ毛を生かしたヘアアレンジでおしゃれに見せることができます。どちらの場合も、毎日のヘアケアは不可欠。美容師さんと相談しながら、自分なりのヘアスタイルを楽しみましょう。
参考文献
https://www.milbon.co.jp/fyb-magazine/relationship-between-moisture-and-curly-hair/
https://beauty.hotpepper.jp/doc/bn/glossary/ka/12.html
https://beauty.epark.jp/hair/article/bc-1/mc-4/sc-10/writing-000081/
公開日:2020/04/10