増毛とは?術式ごとのメリット・デメリットと植毛との違いを紹介

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

薄毛や抜け毛に悩む方にとって、増毛は自然に髪のボリュームを増やせる有効な方法です。しかし、デメリットが気になり、なかなか踏み切れない方もいるかもしれません。さらに、増毛にはさまざまな施術方法があり、どれを選べばよいか迷うこともあるでしょう。

この記事では、増毛のメリット・デメリットや、施術方法ごとの特徴を紹介します。事前に正しい知識を持ち、自分に合った方法かを見極めることで、施術後の後悔を防ぎましょう。

増毛とは?植毛との違い

頭頂部に育毛剤を塗っている男性とその手元
増毛は髪の毛のボリュームを増やす方法の総称

毛量をボリュームアップする「増毛」とは、具体的にはどのような施術なのでしょうか。ここでは、増毛の特徴や代表的な種類、「植毛」との違いについて解説します。まずは増毛の基礎知識を確認してみましょう。

増毛の基礎知識

増毛とは、髪のボリュームを増やすために、地毛や頭皮に製品や毛材を取り付ける方法です。一般的には「増毛」=「結毛式(ヘアエクステ)」を指すことが多くなっていますが、広い意味ではさまざまな施術方法が存在します。代表的な施術方法には、「結毛式」「編み込み式」「着脱式」「貼り付け式(テープ式)」などが挙げられます。

結毛式は、地毛の根元に人工毛を結び付ける方法です。編み込み式では、糸を髪の毛に編み込み土台を作り、その上から糸や接着剤を使用してウィッグ製品を取り付けます。着脱式は、金具を用いて地毛の上に毛材(ウィッグ製品)を取り付ける方法を指します。貼り付け式は、毛材を植え付けたシートを、両面テープや粘着剤を使って頭皮に貼る方法です。

増毛を検討している方は、毛髪の状態や解消したい悩み、ライフスタイルに合う方法を選びましょう。

増毛と植毛の違い

増毛とは異なり、植毛は地毛や人工毛を、頭皮へ直接植え付ける施術です。地毛を移植する方法を「自毛植毛」、人工毛を利用する方法を「人工毛植毛」と呼びます。植毛は医療行為に該当し、増毛と比べて高額な費用がかかります。この点が増毛と植毛の大きな違いです。

人工毛植毛は施術後すぐに毛髪を増やせるという特徴がありますが、人工物を頭皮に植えるため、人によっては拒絶反応やアレルギーを引き起こすリスクがあります。また、自毛植毛は自分の毛髪を使用するため副作用のリスクは少ないものの、地毛を植え付けてから毛髪が生えそろうまで、半年から1年程度の期間がかかります。

一方で増毛は医療行為にあたらないため、施術による副作用が発生しにくく、すぐに理想のヘアスタイルを実現できるのが特徴です。

増毛に用いられる4つの術式

一口に増毛といっても、いくつかの術式があり、それぞれに特徴があります。代表的な4つの術式とその特徴をまとめると、以下の通りです。

術式 特徴
結毛式増毛 地毛1本または複数本に人工毛を結びつけ、自然な仕上がりにできる
編み込み式増髪 地毛に人工毛を編み込んで固定し、強度が高く安定感がある
着脱式増毛 ウィッグを専用の固定具やクリップで装着し、必要に応じて簡単に取り外せる
貼り付け式増毛 人工毛を植えた専用ベースを接着剤やテープで頭皮に装着し、地毛が少ない部分にも対応できる

術式によって、強度や着脱の可否、適応する部位・状況が異なります。施術を受ける際は、それぞれの特徴を理解し、自分の悩みや目的に合った方法を選びましょう。

増毛の種類別メリット

薄毛が進行している頭頂部と生え際の様子
増毛の術式ごとに特徴があり、メリットも異なる

ここでは、これから増毛の施術を受けようと考えている方が自分に合った術式を選べるよう、それぞれのメリットを紹介します。自分に合った方法が何か分からず悩んでいる方は、ここでチェックしておきましょう。髪や頭皮の状態によって適した術式は異なります。

【結毛式増毛】初期段階の薄毛にも対応できる

地毛に毛髪を結びつけて髪のボリュームを増やす方法が、結毛式増毛です。毛髪の長さを地毛に合わせ、流れを調整することで自然な仕上がりになります。

また、頭皮や髪への負担が少ないのも大きなメリットです。薄毛の進行があまり進んでいない段階でも施術でき、必要に応じて1回だけ受けることも可能です。

特に、気になる部分にピンポイントで装着し、周囲の髪となじませることで薄毛を目立ちにくくすることができます。ウィッグとは異なり、自然な見た目を保ちながら心理的なハードルも低く、取り入れやすいのが特徴です。

なお、スヴェンソンでも結毛式増髪を扱っています。気になる方はぜひ公式サイトをチェックしてみましょう。

【編み込み式増髪】着脱が不要で利便性に優れている

編み込み式増髪は、薄毛対策に取り組んでいるスヴェンソンが提供している増毛法です。地毛に糸を編み込み、編み込んだ糸に専用のウィッグを装着して自然な形で増毛します。

糸に直接ウィッグを縫い付けるため、強度が高く強風などで外れにくいのがメリットです。外出している時間が多い方や、スポーツを楽しんでいる方に向いています。一般的なウィッグに不安を感じている方は、編み込み式増髪を検討してみるとよいでしょう。

スヴェンソン「増髪法」の詳細を知りたい方は以下からチェックできます。

【着脱式増毛】取り外しが容易である

増毛用のウィッグを専用のピンで頭皮に固定する方法が、着脱式増毛です。ピンでしっかり固定することで十分な強度が得られ、不意に外れにくいのが特徴です。また、粘着剤や糸を使わないため、必要に応じて簡単に着脱できる点も大きなメリットといえます。

この方法は、必要なときだけウィッグを装着し、不要なときには外しておきたい方に適しています。使用しないときに外しておけば、ウィッグの劣化を抑えることができるため、長く快適に使用できるでしょう。

【貼り付け式増毛】薄毛が進行していても自然に増毛できる

粘着式増毛は「貼り付け式増毛」とも呼ばれ、人工毛を植え込んだ専用のシートを頭皮に接着して増毛する方法です。地毛に人工毛を結びつける方法とは異なり、髪がほとんどなくなった部分にも装着できるのが特徴です。

また、仕上がりが自然で目立ちにくく、強度も高いため、強風やスポーツなどの激しい動きでも外れにくいというメリットがあります。さらに、メンテナンスが比較的容易で、日常的な手間が少ないのも粘着式増毛の利点です。

増毛の種類別デメリット

生え際の様子をチェックしている男性の様子
増毛法を検討するときはデメリットもきちんと比較しよう

増毛の施術を受けるにあたって、デメリットや必要なメンテナンスが気になる方もいるのではないでしょうか。ここでは、それぞれの術式ごとに代表的なデメリットを紹介します。

ひとえに「デメリット」といっても、感じ方は人それぞれです。具体的な増毛法を選ぶ際には、自分がデメリットを受け入れられるかにも目を向けてみましょう。

【結毛式増毛】理想通りの髪型・毛量にならないことがある

結毛式増毛はクシをとかす際に引っ掛かりやすく、地毛と一緒に毛材が抜け落ちることもあります。また、1本の地毛に毛材を結ぶという特性があることから、地毛に負担がかかります。抜け落ちた毛材を見て理解はしていても「抜け毛が増えた」と思い、ストレスを感じることも考えられるでしょう。

また、自分が求めていた毛量を実現にするために、想像以上に結毛量(本数)が必要になると、コストパフォーマンスが悪くなりかねません。

結毛式増毛は、地毛の成長とともに結び目が上がってくるため、月に1〜2回のメンテナンスが必要です。放置すると結び目が毛先に近づき目立ってしまうため、地毛が自然に抜けるのを待つか、結び目をカットして毛材を取り外す必要があります。

一方、「リペア」や「リユース」と呼ばれる結び直しが可能な施術なら、結び目を根元に戻してメンテナンスできるため、毛材を継続利用でき、経済的に増毛を続けられます。

【編み込み式増髪】ウィッグを編み込む地毛が必要になる

編み込み式増髪では薄毛の状態や髪の長さによっては、ウィッグを装着できない可能性があります。また、着脱式増毛と比較すると、付け外しせずに過ごせる分、製品が痛みやすいのもデメリットです。

もともと生えていた髪の毛(編み込み式増髪の土台である地毛も含む)は装着中も当然伸びます。そのため、専門店での定期的なメンテナンス(月に1回程度、地毛の散髪や土台の地毛の編み直し)が必要になります。メンテナンス代としては、1回につき1万円~1万5,000円程度かかります。

【着脱式増毛】ストレスや不便を感じる場面がある

着脱式増毛のデメリットとして挙げられるのが、ウィッグを外した状態の自分を日常的に見なければならないことです。また、突風や波などで外れる危険が常につきまとうため、「ずれたり、外れたりしたらどうしよう」というストレスを抱える方もいます。

同じ場所にピン留めし続けるので負担も大きく、その部分の地毛が薄くなったり抜けやすくなったりするトラブルも考えられるでしょう。

さらに金属製のピンで留める場合、飛行機に乗る際などに金属探知に反応しかねません。それがきっかけで、周囲にウィッグを着けていることが知られることもあり得ます。

メンテナンスはおおよそ2か月~3か月ごとに必要で、費用は1回につき4,000円~15,000円です。他の増毛のメンテナンス代と比較して幅が広い理由は、ウィッグ製品のベースに染みた脂をとる「油抜き」など、オプションに左右される部分が大きいことが挙げられます。

【貼り付け粘着式増毛】2~3週間に1度貼り替えが必要になる

貼り付け式増毛のデメリットは、頭皮にダメージを与える恐れがあることです。また、ウィッグの装着にノリやテープなどの粘着剤を使っているため、体質に合わないとかぶれることがあります。

2~3週間に1度の貼り替え(メンテナンス)が必要ですが、その間は洗髪もできないので衛生面にも注意が必要です。メンテナンスにかかる費用は1回につき4,000円~6,000円で、製品は1回で使い捨てのものが一般的です。

増毛の費用は種類によって異なる

費用を計算する男性画像どの方法が予算に合っているかチェックしておきましょう

増毛の施術はどの程度の費用で受けられるのでしょうか。ここでは、ウィッグ増毛やエクステ増毛の費用の目安を紹介します。なお、以下に掲載した価格は全て税込表記です。

ウィッグ増毛の費用目安

ウィッグを用いた増毛には購入と定額制の2パターンがあります。購入は製品代金を支払って買い取る方式で、定額制は一定期間ごとに定額料金を支払い、製品をリースする方式を指します。

購入には使用期間の下限がないため、やめたいときにはいつでも使うのを中止できます。費用の目安は製品のサイズやグレードなどによっても異なりますが、例えば増毛サロンA社のテープ式Mサイズ(直径16cm)を年間2枚使用するケースの製品代金は49万5,000~66万円程度となります。このほか、メンテナンス費用として年間で6万6,000円~9万9,000円程度(年間15回~18回、1回につき4,400円~5,500円)かかります。(※髪コト編集部によるヒアリング調査 2020年9月)

なお、貼り付け式増毛のメンテナンスでは、毛材が植毛されたシートを貼り変えたり、増毛部分の地毛をそったりします。

定額制は使用しているウィッグが劣化しても新しい製品への交換が可能というメリットがあります。費用の目安は、スヴェンソンの編み込み式の場合、既製品が月額1万5,400円、初期費用5万5,000円です(年間約23万9,800円)。初期費用には、カルテ作成料が含まれています。カルテ作成は、ウィッグの型取りや仕様を登録し、スムーズに全店で管理するサービスです。

フルオーダーの場合は、月額2万4,200円もしくは「プレミア」プランで4万8,400円、初期費用8万8,000円が目安です(年間37万8,400円もしくは66万8,800円)。これに加えて、メンテナンス費用が年間で17万1,600円(年間12回、1回につき1万4,300円)かかります。なお、回数券(12回分)を利用すると年間14万5,200円 で済みます。編み込み式増髪のメンテナンスでは、編み込んだ土台が地毛の成長に伴って緩まないように編み直します。

スヴェンソンの編み込み式増髪の費用について、詳しくは以下よりご確認ください。

結毛式(エクステ式)の費用目安

結毛式増毛(エクステ式)にかかる費用はウィッグ増毛と同様、毛材の料金とメンテナンス代に分けられます。毛材は「〇本につき〇円」、もしくは「〇ユニットにつき〇円」という形で金額が設定されているケースが一般的です。なお、ユニットとは、1本1本の地毛に結び付ける、複数本の人工毛のまとまりを指します。

目安として、「スヴェンソン」の結毛式(エクステ増毛)の基本料金は、100ユニット(200~600本)で2万2,000円です。本数を増やす場合、1,000ユニット(2,000~6,000本)で17万6,000円、2,500ユニット(5,000~1万5,000本)で38万5,000円かかります。

1回のメンテナンス代は地毛のカット料金として5,280円、髪の毛が伸びたときのリユース施術が6,600円です。なお、スヴェンソンでは毛髪の状態により、地毛が伸びた場合に増毛部分をカットせず、ジョイントを根元まで下げて再利用する場合があります。このリユースはコストカットにもつながる方法です。

増毛を体験した人の口コミから分かるメリット・デメリット

良い点・悪い点の口コミイメージ画像 決して安くはない増毛サービスを利用するわけですから、その費用対効果は気になりますね。ここでは、増毛サービスを利用して良かったこと、悪かったことに関する口コミを紹介します。

増毛サービスを利用する上で、かかる費用の程度やどの程度の効果が期待できるのかは気になるものです。ここでは、増毛サービスを利用してよかったこと、悪かったことに関する口コミを紹介します。増毛施術を受けてもよいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみるとよいでしょう。

増毛してよかったこと

  • 増毛してから自信がついた。(20代・大阪府)
  • 職場で周囲の目を気にする必要がなく仕事に専念できるようになった。(40代・宮崎県)
  • 初対面の人の前では薄毛を気にしなくてよくなったので、以前よりは明るく接することができるようになった

(30代・埼玉県)

  • 鏡を見るのが好きになりました。(40代・愛知県)

全体的に「自分に自信がついた」という口コミが目立ちます。自分に自信がついたことで思考がポジティブになり、仕事にもよい影響が出たという方もいました。また、ポジティブになるのは思考だけでなく行動にも現れます。

薄毛が理由で内向的になる方も少なくない中で、以前の自分を取り戻せるのは大きな変化です。増毛サービスは費用がかかるとはいえ、生活のクオリティーが上がることを考えると、それ以上の価値を得られるでしょう。

増毛して悪かったこと(不満なこと)

  • メンテナンスが面倒。(30代・東京都)
  • 髪の毛が不自然でないか不安になる。(30代・北海道)
  • 値段が高い。(30代・群馬県)

メンテナンスの手間と料金に対する不満が目立ちます。とはいえ、増毛サービスを利用する上で、メンテナンスや料金はある程度予測できるため、「不満な点はない」という方が大半でした。ある程度のメンテナンスの手間と料金は覚悟した上で、よりよい生活を送るために増毛サービスを検討してみてはいかがでしょうか。

増毛のデメリットが不安な方は「薄毛専門美容室」へ

メリットは十分理解できても、デメリットが自分にどの程度の影響を及ぼすのか分からず、なかなか増毛に踏み切れない方もいるでしょう。そんな人たちのために、ハードルの低い「薄毛専門美容室」が存在しています。

薄毛専門美容室とは、薄毛の悩みを解消することに特化した美容室です。何に悩んでいるのか、しっかりとヒアリングした上でひとりひとりに合った方法で施術します。スタイリング方法も教えてもらえるため、日々のお手入れもスムーズです。

また、プライベート空間でスタイリストさんがマンツーマンで対応するため、「他の人に会話が聞かれている」「カットされている姿が見られている」と感じることはほとんどありません。地毛を元気にするためのアドバイスも行っています。

薄毛専門美容室を運営している企業のひとつが、株式会社スヴェンソンです。薄毛に悩んでいる方は、ぜひ相談してみてもよいでしょう。

まとめ

増毛デメリット 06
メリット・デメリットを理解した上で自分に合った増毛法を選ぼう

薄毛に悩む方にとって、手軽に髪のボリュームを増やせる増毛は魅力的な選択肢です。ただし、増毛にはさまざまな術式があるため、メリット・デメリットを比較しながら、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

どの方法を選べばよいか迷った場合は、薄毛対策を専門とする美容室に相談するのがおすすめです。例えば、スヴェンソンでは独自の増毛法を含め、幅広い選択肢を提供しているため、自分に合う方法を見つけやすいでしょう。

スヴェンソン「初回限定価格・体験」の詳細を知りたい方は以下からチェックできます。

シェアする
いいね!1 Star 12
Loading...