あなたの生え際はどの形?薄毛タイプから見る対策方法のススメ

株式会社スヴェンソン所属。毛髪技能士の資格を有する、髪のプロで構成された編集スタッフ。髪コトを通して、皆さまが抱える髪の悩みや不安、疑問を少しでも解決できるよう、分かりやすく情報を届けていくことを心掛けています。

薄毛の種類、M字、U字、O字

薄毛は外観の特徴からM字、U字、O字などにタイプ分けされています。これらは一般的な分類ですが、医師が薄毛の規則性をもとに完成させたパターンモデルも存在します。

多くの場合、薄毛が進行し始める最初の変化は生え際に現われます。つまり生え際をチェックすれば、その後薄毛がどのように進行していくかの予測が可能となります。また、進行度からどの程度回復の見込みがあるかもわかります。

あなたの薄毛はどのタイプでしょうか?生え際や頭頂部を確認してみましょう。

この記事では西田恭之医師の監修のもと、多くの薄毛に当てはまる分類方法や進行度による外観の特徴、各進行度における回復の見込みについてお話しします。

監修者
  • 恵比寿美容クリニック
  • 院長 西田 恭之
  • 東海大学医学部医学科卒業後、都内市中病院での初期研修を経て、消化器内科診療に従事
  • その後、人間ドックでの診療を続けながら「恵比寿美容クリニック」にて皮膚科・美容皮膚科診療に従事。
    現在は院長として診療にあたっている

【資格】
日本内科学会認定内科医、美容皮膚科医・美容外科医・消化器内科医

※本記事の医師監修に関して、学術部分のみの監修となり、医師が具体的なクリニックや施術や商品等を推奨しているわけではございません。

薄毛の進行度をタイプ別に測る「ハミルトン・ノーウッド分類」と「高島分類」

一口に薄毛と言っても、人によってタイプは違います。

薄毛をタイプ別に分類し、治療法を検討するために利用されている指標がハミルトン・ノーウッド分類です。

アメリカの皮膚科医であるハミルトン氏が薄毛の規則性をまとめて最初に提唱し、後に同じく医師であるノーウッド氏が改良を加えて完成しました。

ハミルトン・ノーウッド分類と高島分類

ハミルトン・ノーウッド分類では、薄毛を額から進行するタイプと前頭部から進行するタイプに分けています。さらに、進行度に応じて7段階のステージを定義しました。薄毛の治療方針を決める際の判断基準として役立てられています。

ハミルトン・ノーウッド分類はアメリカで生まれた指標のため、日本人の薄毛モデルには必ずしも当てはまりません。日本人に多いのが、頭頂部から薄毛が始まるケースです。

日本人皮膚科医の高島厳氏は、頭頂部から進行するパターンを「vertex型」と名付け、「高島分類」を完成させています。

日本では、ハミルトン・ノーウッド分類と高島分類を複合したモデルで薄毛を分類するのが一般的です。

ハミルトン・ノーウッド分類と高島分類を複合したモデル

ハミルトン・ノーウッド分類と高島分類の複合モデルは、外観から薄毛の進行度を判断できる指標ですが、正確に薄毛のタイプや進行度を測るためには、医師の診察を受ける必要があります。

一般の方が目視で確認しただけでは、細かい毛が生えていることに気づかないケースがあります。

額の両側からの薄毛進行は「M字はげ」

ハミルトン・ノーウッド分類と高島分類を活用した進行度の計測

額の生え際の両端から薄毛が進行するケースは、アメリカ人にも日本人にもよく見られます。いわゆる、「M字はげ」と呼ばれている状態です。

こちらのタイプは、以下の7つのステージに分けられています。

● Ⅰ型

最も初期段階と言えるステージであり、薄毛の症状は顕著ではありません。外観上は薄毛に気づかないケースもあります。しかし、この段階で治療を始めると高確率で進行を回避できます。

● Ⅱ型

Ⅰ型からさらに進行するとⅡ型に分類されます。外観上、多くの人が薄毛を実感するレベルです。一方で、すぐ治療に着手すれば十分に改善を期待できます。

● Ⅲ型

このステージに到達すると、はっきりと薄毛を認識できます。また、額だけではなく髪全体のボリュームが乏しくなってきます。改善を期待するためには、速やかに治療が必要です。

● Ⅳ型

Ⅲ型からさらに額の薄毛が進行します。はっきりとM字の薄毛が確認できる状態です。ハミルトン・ノーウッド分類では、同時に頭頂部の薄毛も確認できる状態と定義されています。

● Ⅴ型

Ⅳ型よりも額の後退、頭頂部の薄毛が大きくなった状態です。前と後ろの境界として髪がかろうじて残っており、放置すると前後の脱毛部分がつながってしまいます。

● Ⅵ型

Ⅴ型よりも進行し、前後の脱毛部分がつながってしまった状態を指します。かろうじて後頭部には毛髪が残っています。

● Ⅶ型

ハミルトン・ノーウッド分類では薄毛が最も進行した状態です。もみあげと襟足以外のほとんどの部位から毛髪が失われています。

頭頂部からの薄毛進行は「O字はげ」

頭頂部から薄毛が進行するvertex型

頭頂部から薄毛が進行するvertex型は、ハミルトン・ノーウッド分類と高島分類の複合モデルではⅠ型から派生すると考えられています。日本人には特に多く見られることから、高島医師によってこのタイプが分類へと追加されました。vertex型には以下の2ステージがあります。

● Ⅱvertex型

Ⅱvertex型はⅠ型の薄毛から派生します。額の生え際から発生するⅡ型の薄毛に、頭頂部の比較的小さな脱毛を併発している状態です。生え際、頭頂部の脱毛面積からはっきりと薄毛を認識できるレベルですが、薄毛としては初期段階にあたります。

この段階から治療を始めても、十分に改善は期待できます。

● Ⅲvertex型

Ⅲvertex型は、Ⅱvertex型よりも額の後退が大きくなった状態です。頭頂部の脱毛面積もⅡvertex型からさらに拡大し、このまま進行すると、Ⅳ型へと移行します。

確かな改善を期待するためには、この段階でしっかりとした治療に着手しなければなりません。

前頭部からの薄毛進行は「U字はげ」

前頭部から薄毛が進行するケース

続いてご紹介するのは前頭部から薄毛が進行するケースです。生え際から薄毛が進行するのは上述した額のケースと同様ですが、こちらでは生え際の両端ではなく真ん中部分を中心に後退が大きくなっていきます。いわゆる「U字はげ」と呼ばれる状態です。

以下のステージに分類されています。

● Ⅱa型

Ⅰ型から少し前頭部の毛髪が薄くなり始めた状態を指します。ハミルトン・ノーウッド分類では、Ⅰ型から派生すると考えられているステージです。この段階ではまだはっきりとしたU字の脱毛は確認できません。

● Ⅲa型

Ⅱa型から額両端の薄毛が進行するとこのステージに移行します。Ⅲ型と比較すると、M字真ん中の谷部分が薄くなっているのが特徴です。

● Ⅳa型

Ⅲa型から前頭部の薄毛が進行するとこのステージに移行します。まだ前頭部の毛髪は少し残っているものの、大まかな輪郭はU字と言える状態です。

● Ⅴa型

このステージに移行すると前頭部の脱毛が後頭部にまで進行します。前頭部から後頭部にかけての毛髪はまばらに残っている状態です。このまま進行するとⅥ型へと移行します。

即効性のある薄毛のタイプ別対策方法2選

気になる薄毛の部分をすぐにどうにかしたい…という方のために、髪コトがおすすめする対策方法を2つご紹介します。

薄毛専門美容室で地毛を活かしたヘアカット

薄毛専門美容室スヴェンソンは、髪型を変えるように髪を増やすことが自然な選択肢になってほしいと考えています。「増髪(ぞうはつ)」というコンセプトのもと、髪を増やすことは男磨きのひとつとして、様々なサービスを提供しています。

抜け毛や薄毛に悩む方の心強い味方が、薄毛専門美容室の存在です。頭髪に悩みを抱える人のなかには、今まで通っていた理容室に行きにくくなった…なんて方もいるでしょう。

全国28店舗展開しているスヴェンソンでは、プライベート空間の人の目が気にならない空間でヘアカットや頭皮ケアなどのサービスを受けることができます。

薄毛や抜け毛に詳しいスタイリストが在籍しており、ヘアカットでは、一般の美容室と違って、薄毛が目立たないようヘアスタイルを実現するのに長けています。

スヴェンソンのヘアカットによる、M字はげ・U字はげ・O字はげのビフォーアフターを写真で見ていきましょう。

M字はげ(生え際)のビフォーアフター

薄毛専門美容室でヘアカットをした男性の「M字はげ」ビフォーアフター

U字はげ(生え際)のビフォーアフター

薄毛専門美容室でヘアカットをした男性の「U字はげ」ビフォーアフター

O字はげ(頭頂部)のビフォーアフター

薄毛専門美容室でヘアカットをした男性の「O字はげ」ビフォーアフター

いかがでしょうか?このように、工夫されたヘアカットだけでも大きく印象が変わることが分かります。スヴェンソンでは、初回は特別価格でサービスを受けられます。

詳しく知りたいという方は、以下よりご確認ください。

増髪(結毛・ウィッグ)によるサービス

「地毛のヘアカットだけでは物足りない」「本格的に見た目を変えたい」という方には増髪がおすすめです。自分の理想的な毛量や自分に合った増髪方法を選ぶことができます。

先ほどご紹介したスヴェンソンは薄毛専門美容室だけでなく、増髪(結毛・ウィッグ)のサービスも提供しているメーカーです。スヴェンソンの増髪は、着脱不要で地毛を活かした「編み込み式増髪(ウィッグ)」で有名でもあります。

先ほどと同様に、スヴェンソンの編み込み式増髪による、M字はげ・U字はげ・O字はげのビフォーアフターを写真で見ていきましょう。

M字はげ(生え際)のビフォーアフター

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U字はげ(生え際)のビフォーアフター

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O字はげ(頭頂部)のビフォーアフター

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増髪というと、不自然なイメージがあるかもしれませんが、どの写真を見てもナチュラルな仕上がりで驚いた方もいるのではないでしょうか?

スヴェンソンの編み込み式増髪(ウィッグ)は、無料体験や無料カウンセリングを行っています。詳しく知りたいという方は、以下よりご確認ください。

まとめ

生え際に着目すると、自分がどのタイプの薄毛なのかがわかります。ご紹介したハミルトン・ノーウッド分類と高島分類の複合モデルは多くの方に当てはまるパターンです。その後、薄毛を放置するとどのように進行していくか予測できます。

初期段階の薄毛であれば、改善し毛量が戻っていく可能性は十分に期待できます。育毛剤の使用や生活習慣の改善など、自分で出来る対策を早めに実施してください。まずはI型、Ⅱ型段階で薄毛に気づくように生え際のチェックを怠らないようにしましょう。

こちらの記事もあわせてご参考くださいね。

また、薄毛のプロのもとで相談やケアすることも大切です。自分には何が向いているのか分からないときには、地毛での薄毛対策から増髪での対策までサービス提供をしているスヴェンソンがおすすめです。

参考URL

http://hairs-media.com/hair-hairline/
https://hagekatsu.com/hage-type/#M
https://www.do-s.ne.jp/hair_knowledge/?p=49
https://www.ruan.co.jp/column/usuge/hamilton-norwood-classification/
http://ikumore.com/blog/2012/05/aga.html
https://www.ilandtower-cl.com/column/1019/
https://hamilton-journal.com/post-1605/

公開日:2019/02/28

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